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万博公園エキスポランド (1)

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2007年5月5日、ゴールデンウィークの連休の真っ只中に起きた衝撃的なジェットコースター事故。稼動開始以来15年間交換しなかった車軸が走行中に折れて脱線、乗客一人が犠牲になるという痛ましい出来事だった。整備コストを出し惜しんだ上、安全意識の欠如が招いた、紛れもない人災である。

あれから3ヶ月。遂にこの遊園地が営業を再開した。

太陽の塔

1970年日本万国博覧会が開催された千里丘陵、万博記念公園の敷地に広がる「エキスポランド」である。

本日のエキスポランド

しかし、3ヶ月の空白と一人の人命を奪った重い事実が、遊園地の華やかな雰囲気をことごとくかき消していた。チケット売り場の姉ちゃんは無理矢理にでもスマイルを作って「仕事」をこなしているのだが…

ところで、ちょうど3ヶ月前の事故当日も、実はエキスポランドに来ていたんです。

事故当日のエキスポランド

開園35周年を記念する看板が入口に取り付けられていたのだ。
万国博開催期間中に営業開始し、閉幕してから2年後の、昭和47(1972)年3月15日から開業。

かれこれ35年もやっていると、この遊園地が思い出の場所だという大阪人がそこらじゅうに居るのも、当然の話である。その「思い出の場所」が、悲劇の舞台に変わったのだ。

張り紙

事故後、エキスポランドは園内の客を全員退場させて営業を取りやめた。

張り紙

この日以来97日間、エキスポランドは閉鎖されることになる。

とびっきりのドキドキわくわくを体験!

「とびっきりのドキドキわくわくを体験!」などと書かれているのが、逆に怖い。

真っ白

その看板も、さすがに取り外されてしまっている。
賑やかで楽しいはずの、遊園地。その空気は完全に消えてしまったままで、2007年8月10日午前9時45分、エキスポランドは97日ぶりに、ひっそりと再開した。ちなみにオープンの時は社長の山田三郎氏も入口前に客を出迎えていた。

入場券だけ買って、園内に入ってみました。

エキスポランド正門前

来た時間は昼前だったが、この日は大阪でも今シーズン初の35度超え「猛暑日」となった。
まばらに見かける客の殆どが絶叫マシーンが並ぶエリアを避けて場内プール「カリビアンリゾート」へと流れていく。

花壇

客よりも館内スタッフと報道陣の方が数が多いという展開に。
綺麗に整備された花壇の真上を通るジェットコースターのコースは、あの「風神雷神II」のものだ。

風神雷神II

現在でもコースはそのまま残っているが、大阪府警の捜査が終了次第、解体・撤去されることが決まっている。

案の定ガラガラ

しかしまあ、あれだけの事故を起こしただけあって、やっぱりどこにも人が居ないと一見思うが、、全く誰も居ない訳ではなく、絶叫マシーン系は現役バリバリ、初日から人を乗せて動いていた。

普段、夏場は平日でも、3、4千人の入場者があったそうだが、この日の入場者数は5分の1以下のペースのわずか591人。その7割がたがプール利用者なので、ほとんどのアトラクションが開店休業状態になっていた。

安全宣言

エキスポランドの営業再開にあたって、会社側の姿勢を示した文書が場内至る所に掲げられている。

が、運営陣がまるっきり変わる訳でもなく、事実上の経営母体である日本最大の遊具メーカー「泉陽興業」の会長でありエキスポランド社長の山田三郎氏はそのまま、そして万博協会に天下っている役人の皆様もそのままで「心機一転」頑張りますので。

泉陽興業・泉陽機工

「エキスポランド」は泉陽興業・泉陽機工の提供でお送りいたします。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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