【吹田市】悲惨なコースター死亡事故で35年余の歴史に幕を閉じた「エキスポランド」を偲ぶ

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「エジプトミステリーツアー」「まよっちゃの森」「ディスク・オー」の3つは、今年春に導入されたばかりのアトラクションである。

件のジェットコースター事故で、今年2月に行う予定だった定期点検を見送った理由を「今年は定期点検を行うために車体を解体してから置くスペースが、新アトラクションの建設工事のために確保できなかった」と弁明していたのは、これら3つの新アトラクションの事だったのだろう。

遊具製造メーカー「泉陽興業」直下にあると言ってもいい「エキスポランド」では、先見性なのかメーカーの意地なのか、早くから「絶叫マシーン」の拡充に力を入れていた訳だが、その一つが今回事故を起こした「風神雷神II」だった。

この他にもエキスポランドには様々な絶叫マシーンが存在する。それらを案内する。

これは万博開催当時からあった「ダイダラザウルス」。派手なコース設計ではないものの、万博開催当時には5つのコースを備えていて、それぞれ違う特徴を持っていた。

そのうちの2つのコースが残っていて、それを改修工事を行った上で1つのコースに合体させたため、長さが2340メートルに。現在では世界最長ジェットコースターとして記録されている。

ジェットコースターも、全てこの日から営業再開。

「ダイダラザウルス」のザウルスは分かるが、ダイダラって何だ?と思ったら、日本の昔話に出てくる巨人「ダイダラボッチ」だそうです。35年前のネーミングセンスを感じさせるぜ。ちなみに関西じゃないけど東海ローカルの「浜乙女」のCMに出てくる巨人の坊主は「デエタラボッチ」ですが、同一人物です。

他にもスペースサラマンダーという、やや小ぶりだがスクリューとループのあるコースター。

この「ロトシェイク」というのは見た目にもうだめだ。

タテヨコ多重回転。てっぺんで逆さのまま止まる。もうダメ。

長い間使っていれば、朽ちるのは当然。事故を起こす前にメンテナンスをしていればよかったのに、人が死んでしまってからでは遅すぎる。今回の事故から営業再開するに当たって、老朽化したり、検査で不適合となった乗り物については、全て撤去される予定になっている。「風神雷神II」の他に、2つの乗り物が撤去対象になっているのだ。

そのうちの一つが「フリッパー」。回転系マシーンである。乗ると絶対に酔えると評判。

もう一つが「レインボーロード」。これはエキスポランド創業当時からある。スキー場で見かけるリフトと同じだ。エキスポランド園内を一周する「ビスタライナー」の上から、「昭和47年製・泉陽興業」と書かれてある年季の入ったプレートが見える。

エキスポランドの幽霊屋敷。不謹慎にすら思えるのだが、それはそれ。続ける気満々らしい。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。
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