激安スーパー玉出発祥の地!西成区「玉出本通商店街」の廃レトロぶりが凄まじい件

大阪市西成区

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西成区 玉出

国道26号側からこのアーケード商店街に入ってすぐの所にスーパー玉出の店舗が2つある。手前右側にある小さめの店舗が「1号店」、少し奥の左側にある大きめの店舗が「2号店」になる。どちらが本店かとかそういう概念はないらしい。

「2号店」は他のスー玉の店舗のように総合食品スーパーの体裁を保っているが、最近増えつつあるパチンコ屋を居抜きしたようなどでかい店に比べると規模はかなり小さく、他の個人経営の食品店と共存共栄している印象がある。

「1号店」は街の八百屋同然の状態で、店先に野菜や果物が陳列されて店員が1人だけ店番をしている。どちらの店も24時間営業のスタイルを貫いているのだから凄い。ここいらも住宅地だし、苦情とか来たりしないんですかね。

ちなみにスーパー玉出1号店が入居しているビルなんですが上は賃貸マンションになっているらしく建物脇に別の入口がある。


そこにマンションの名前が書いてあったのだが名称が「スーパーマンション」ってそのまんま過ぎる単刀直入なネーミングで笑ってしまった。

スーパー玉出マンションの真隣に並ぶ文化住宅兼店舗の渋さも尋常ではない。高級感ゼロの下町の寿司屋といい、その奥のどう考えても日当たり皆無そうな文化的最低限度のそれを賄えているかどうか不透明な住居部分といい、その暮らしぶりを想像するだけで昭和を感じさせる。

玉出本通商店街の東端は南海本線の岸里玉出駅の入口があって、やはり人通りはそこそこ多くそれなりに栄えている。とは言っても殆どが個人商店ばかりだ。

アーケードも随分とレトロだけど並んでいる店も昭和なまんまです。西成区の商店街はどこもかしこもレトロ度数半端ないですが、玉出本通商店街もなかなか素敵である。

個性激しすぎなスーパー玉出発祥の地だけあって、玉出本通商店街にある他の店も負けず劣らずの個性派でそれぞれ自己主張が激しい。「ふとんのことならまっかせなさーい!」と自信たっぷりな布団屋が一軒ございます。

布団屋だってただ布団を売ってるばかりか「人生3分の1はふとんの中」と人生論めいた口上まで書き連ねるのだから侮れない。やる事のないナマポ老人だと2分の1かも知れないし、忙しいサラリーマンは4分の1かも知れないし、貧乏でバイト掛け持ちなオッサンの場合は6分の1かも知れないではないか。

どこかで観た事のある漫画のキャラクターが勢揃いな街の本屋もあり。西成は全体的に知的著作物の権利関係の扱いが緩いですが、著作権にうるさいあのネズミはいませんでした。

恐らく現役稼働中とみられる懐かしのコイン式ムーバー。新幹線こだま号なんかをモチーフにするあたりリアルに昭和仕様で涙がちょちょぎれますが隣の和菓子屋がムーバーの後ろに貼り付けているどでかい黄色のポップも個性を放っている。

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