【パラダイスシリーズの始祖】念願の訪問「淡路島ナゾのパラダイス・立川水仙郷」

洲本市

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はるか昔、戦前の時代には浪速八百八橋とも言われ「東洋のベニス」との異名を持っていた(らしいが)水の都が大阪だったわけだが現在では痴情の楽園とも国技が性交とも言われ、かの森喜朗元首相からは「低俗な風俗産業は必ず大阪から生まれる、大阪はたんつぼ」とまでこきおろされる我らが大阪民国が誇る関西唯一の秘宝館、それが淡路島ナゾのパラダイス。

東洋のベニスならぬ特定アジアのペニス・大阪民国領淡路島の片隅からエロの力を解き放つ最後の楽園からは、皆様の下半身の健康無事を願い、常立の神が見守っていらっしゃいます。

常立の神の周囲のテーブルの上に並べられる額縁にはそれぞれ全国47都道府県の「女の味」が記された資料が飾られていたのだ。本当に全国47都道府県の女の味を確かめたのであろうか、いささか眉唾物だが、これだけのパラダイスを作り上げた東田氏の執念があればそれも可能かも知れん。

本当に奥さんと仲良くやってたのか気になるんですが考えるだけ野暮でしょうかw

次いで「生活力のある男の選び方」コーナー。

なかなか含蓄のある言葉が並んでいて感心する。さすが性の求道者は大人としての良識が備わっているようだ。「女遊びやギャンブルを全くしない男は、一度遊びを体験すると泥沼に陥りやすい傾向がある」と…確かに。


ふと気づいたが愛知県の田縣神社と大縣神社について書かれていたのには驚いた。特に田縣神社は毎年3月15日になると豊年祭なる一大イベントが行われる神社なのだが、巨大チソコ神輿が公道を練り歩くイカれた祭りとして外国人観光客にすこぶる人気の高い祭りだ。田縣神社に程近い大縣神社の豊年祭でもマソコ神輿が現れ、双方の祭は対のものとして存在している。

ところがナゾのパラダイス内にも「たつこ神社(立川神社)」なるものが存在している。よく見ると春画やここでは書けないイラストが描かれた絵馬が大量にぶら下がっている。しかも鳥居が絵馬掛け場に…

絵馬鑑賞は私の趣味の一つであるが、さすがにここでは紹介できない。残念。

金玉七不思議。こう書かれるとなんだか擬人化されたようで面白い。

一部意味不明な伏字をつけられた痕跡もある。ここまではっちゃけた後で伏字にされても全然意味がないと思うのだが。

おまえら、百戦錬磨をくぐりぬけた性の求道者から女の引っ掛け方を直々に伝授してもらえるぞ、よかったな。一つ読んでみよう、どれどれ…

「女と積極的な出合方 声を掛けてとめられなくても三〇メートルは追いかけてみる」


ただのストーカーやんけ!

パラダイス内の大量のエロ情報におふざけ的なノリで来た人もエイズについて書かれた「らくがき帳」の存在に思わず身構えてしまうかも知れない。ご主人は性については非常に真面目だ。誰とでも構わずやりまくる今どきのDQNどもはエイズウイルスに潜伏期間が10年もあるとか、どこまで知ってるのだろう。

すこぶる真面目なご主人だが、やはりらくがき帳は「ベニス」のままだった…

一通り回ってきたパラダイス室内。

あちこちに木彫りの巨根が置かれているのが素敵である。

展示物の密度が高すぎるため、これでも全部紹介しきれてないが、その全貌を知りたければ実際に見に行くべきである。

先ほどのたぬき御殿といい、ひたすら狸のぬいぐるみが並ぶのには訳がある。淡路島・洲本市は日本三大狸伝説の一つと言われる「芝右衛門狸」の伝説の地でもあるのだ。

その後ろにとても口に出して言えないような恥ずかしい言葉が書かれているが気にしない。

後ろの壁にも、凄まじい数のらくがき帳と辻自動車整備工場謹製のヌードカレンダーコレクションがズラリと並べられている。今度のらくがき帳では足の形で女性を分類しようとする東田氏の飽くなき研究精神が見られる。ダイコン足純情パワフル型(笑)


さらに下のテーブルにはこれまで主人が買い集めたであろうエロ本の数々とともに卑猥な言葉が綴られたノートが置かれている。ノートを開いてみると1ページごとにヤバイ台詞が刻まれていた。

いまどき「アンネの日」はないだろうと(笑)

世代の違いを感じさせるものの、パラダイスの主は「生涯現役」をモットーに常々性の求道者として精進しているのであろう。その姿勢に感服してしまう。

あらかた展示物は見て回った訳だが気になるのが、さっきからエロビデオを不動の体勢で見続けているパラダイスの主・東田氏の姿だ。常に館内にはエロビデオから流れる喘ぎ声が響いており怪しさに拍車を掛けているのだ…

それにしてもこのマネキンはどこから拾ってきたんだ。

関西人の国民的番組「探偵!ナイトスクープ」で桂小枝探偵が初めて伝えた衝撃的なナゾのパラダイスの映像、あれから20年近くが経とうとしている中、大阪DEEP案内取材班は伝説の秘宝館「淡路島ナゾのパラダイス」の全貌を明かすべく淡路島に乗り込んだのである。

パラダイスの主である東田氏が高齢ということもある上、場所が淡路島の最果てにあるという事情から最新動向を掴みにくい。それゆえいつの間にか閉鎖してしまって行きそびれると言う事だけは避けたいという理由なのだが…

だがナゾのパラダイスは規模を縮小しながらも健在で、肝心のご主人はまだ現役だとばかりに一心不乱にエロビデオを見続けている。ひとまず安心した。

秘宝館自体が20世紀の遺物だと言われる向きもあるが、パラダイスの主は21世紀における性のモラルハザードを見事に予測していたのだ。

「一人の女に複数の男」で思い出したが、碧いうさぎならぬ白いクスリで捕まったかの元清純派アイドルのりピーも薬に溺れながらシャブピーで4ピーだったと伝える週刊誌の存在もある。性の乱れは心の乱れ。

実はこうして離島の最果ての地で一人黙々とひたすらエロビデオを見続けるご主人こそが、最も頑なに貞操観念を守り抜いている真面目な男なのかも知れないと思い始めた。

とはいえ、テーブルの上に置かれたお土産物も一通り案内してもらいたかったので、いいところを邪魔して悪いがひとまずご主人を呼んでみる。

お土産コーナーにはおおかた埃を被ったままで商品が並べられている。

愛知の田縣神社でも見た「さずかり飴」があったりするが、ご主人はおちんちんの形をしたキーホルダーをしきりに勧めてくる。

それよりも気になるのが「チンチン音頭」(元はらくがきソング)のカセットテープが売られている事だ。2個500円だから結構お買い得かも知れないが未だにカセットテープのままなのは、やはり昭和基準だからだろうか。

ご主人曰く、どうやらこれが「ナゾのパラダイス」のオリジナルTシャツらしいがとても買う気にはなれない。むしろ終生ここに飾っておいたほうがTシャツのためにも良いだろう。

パラダイスの入口裏手にあたる部分がご主人のテリトリー。お客が残した大量の「らくがき帳」が壁に貼られる一方で机の周囲には生活物資が乱雑に詰まれていて凄まじい状態となっていた。

それどころか下の方を見るとさらにヤバイ状況になっている。出前の皿、食い残した魚の骨、一番気になったのが、謎のポットから流れる黄土色のナゾの液体…

テレビの正面にあるエクササイズマシンは老後の筋力低下を防ぐために用意されたものか。生活臭が強すぎて匂いがたまらないです。

そうこうしているうちにそそくさとテリトリーに戻ってエロビデオの続きを見始めるご主人。

やがてどっしり腰を落として本格的に鑑賞を始めた。さすが性の求道者。来客者には目もくれずブラウン管の中の女に夢中になっているぞ。

しかし我々がテーブルの上に何気なく置かれた漫画本に近づくやいなや、ご主人が嬉しそうに一言おっしゃる。最近漫画本にパラダイスが紹介されたから、是非見て欲しいと。

よく見ると漫画本が置かれた画用紙の上にも「ナゾのパラダイスがマンガになっています」と書かれている。やはりメディア掲載が嬉しくてしょうがないようだ。

ヤングジャンプなら知ってるがヤングキングという漫画雑誌はあまり聞いた事ないですがひとまずページを開いてみた。

こんなアングラ全開のスポットを取り上げるなんてどんな漫画やねんと思って見てみると、洲本市由良出身の漫画家・藤堂裕氏の「由良COLORS」という漫画だった。バリバリ地元臭が漂います。

他でも散々突っ込まれている「ナイトスプーク」だが、やはり永遠に修正するつもりはないようである。この看板だけやたらでかいのはやはりナゾのパラダイスを世に知らしめたナイトスクープの功績の大きさを物語っているからだろう。

初めて桂小枝探偵が訪問したときに本人が書いた「あ~たのしかった!!岡部まり」のサイン色紙は未だに大切そうに保管されている。その下には今よりも若き頃の東田夫妻。

元祖パラダイスという特別な場所だけあってか、桂小枝探偵は何度かこの場所を訪問しているようである。この写真は最初に訪れた時のものだろうか、とにかく顔が若い!コエピョン!20年も遡るとこんなに人間って変わるもんなのね。

この全裸女性がパラダイス内で記念撮影しまくっている写真は誰のものだろう。URLがあるのを見ると、どこぞのエロサイトの取材だろうか。URLを直打ちしてアクセスを試みたが閉鎖していた。

昔のように頻繁にメディア出演しなくなり、淡路島ナゾのパラダイスの日常は平穏無事に続いているかのようだった。性の求道者たるパラダイスの主・東田氏は我々が帰るまでの間も片時もエロビデオが流れるテレビから目を離そうとしなかった。エロに生きる男の人生、ここに極まれり。

ナゾのパラダイス存続の可否は、まさしく彼の性欲…じゃなかった、命に全てが掛かっているといっても良いだろう。できるだけ早めの訪問をお勧めしたい。健康長寿観音に東田氏の健康を祈願して、我々は楽園の地を後にした。


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