【パラダイスシリーズの始祖】念願の訪問「淡路島ナゾのパラダイス・立川水仙郷」

洲本市

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淡路島の最果てにひっそり佇む水仙の楽園。その傍らにはご主人の趣味で半世紀かけて築かれた秘宝館。
かつてテレビで「ナゾのパラダイス」として放送されて以来20年が経過しようとしている。

広大な敷地を誇る水仙郷の中で最もコアな展示施設である「淡路秘宝館」の建物を眼前にした我々はいよいよ来たかといった表情でいやがうえに緊張感が張り詰める。

建物を遠巻きに眺めると建物上半分にはハート型に見える原色系のデザインが描かれているのが見える。昭和の臭い全開です。

「淡路島ナゾのパラダイス」と書かれている箇所は経年劣化で看板の一部が崩落したのか、「淡路」の看板の後が全て手書きで書かれている。

建物右側には「立川平家村民俗資料館」の看板も確認できる。さきほどパラダイスの門をくぐる前に見つけた廃屋の施設と同一のものだ。以前はこの建物で両方やっていたのだろうか?

ここへ来た者の殆どがエロの殿堂「ナゾのパラダイス」にばかり注目しようとするが、あくまでメインは水仙の景勝地「立川水仙郷」(しつこく言う)


本丸を攻める前に、駐車場の横に広がっていたコンクリート家屋が気になったのでそちらを先に見る事にした。

裏側から見ると建物上部にでかい金網が置かれているのが見える。私の古い記憶を一生懸命ひねりだして、ナイトスクープで放送された当時の若い桂小枝探偵がパラダイスの中で暴れ回っていた映像を思い返した。この場所は確か「ミニ動物園」の跡ではなかっただろうか。

「この檻には狸」「こっちには狸」「隣も狸」「狸ばっかりやんけ」

というツッコミを思い出した。なぜか狸ばかりのミニ動物園だった覚えがある。

しかし今は金網しか置かれておらず動物が飼育されている痕跡はない。

実はこの謎のパラダイス、立川オートキャンプ場という立派なキャンプ場をも敷地に兼ね備えている。この廃屋のような建物群はバンガローだとか。さすが元祖パラダイス、抜かりがない。

パラダイスの本丸にいよいよ迫ろうとしていると、その手前には「健康長寿観音」と書かれた観音様の石像が大事に祭られているのが見られる。

これから向かうパラダイスは完全に18禁であり言わずと知れたエロの殿堂なのだが、エロのためには何よりも健康が第一である。

パラダイスの主は健康への意識も抜かりがない。自らを律しているかのように書かれた健康十訓。

聞く所によるとパラダイスの主である東田氏は年齢が80歳を超えているそうだ。主が長寿であればこそのナゾのパラダイス。魔界への入口はすぐそこにある…!

しかしパラダイスへの入口よりもトイレの案内の方が看板がでかいのはどういうことやねんと。

そこを曲がるといよいよパラダイスへの門へ辿り着く。ここまで来るのが長かった…

開け放たれたパラダイスからは何ともいえぬ臭いが立ち込めている。

恐る恐る玄関口を覗き込むと、そこには…

大阪民国人にとって「探偵ナイトスクープ」と言えば国民的テレビ番組であり、その番組中で「ナゾのパラダイス」として初めてブラウン管に映し出された淡路島の最奥部に存在する秘宝館の内部は性行為が国技の阪国人にはまさに性地、いやいや聖地。

「おしべとめしべのことをまなぶところ(はぁと)」

大阪民国領土の最果て、阪神高速を乗り継ぎ片道3時間、素晴らしいエロスの殿堂にとうとう大阪DEEP案内取材班が辿りつきました。苦節5年、ようやく願いが叶いました。本当にありがとうございました。

玄関口から「すみませーん」と声を掛けるとようやく部屋の中からパラダイスの主が現れた。ご主人の東田氏である。高齢が心配されるがご覧の通り健在だった。

山で捕獲された狸のような風貌で現れたご主人に、ドライブインでおばちゃんに貰った入場券を渡す。何の変哲もないオヤジだがこの人本人こそが本当に「ナゾのパラダイス」創設者なのだ。

唐突に入口脇にあるアーチェリー場が目に入った。広大なパラダイスの数多いアトラクションの中の一つである。

しかしご主人曰く「アーチェリーは辞めた」とのこと。やはり施設を管理しきれる余裕がないということだろうか。この日訪問したときには、主人の東田氏とドライブインのおばちゃん、それに庭掃除中の近所の爺さん?の3名くらいしか確認できなかった。

リビドーほとばしる秘宝館の館内へ足を踏み入れる前に溜まった小便を吐き出そうとトイレに駆け込む。キャンプ場を併設しているだけあってトイレの一角がコインシャワーになっていたのだ。

いよいよ館内に入る。一応入口は入場券を渡すための小窓がついていて、博物館らしい作りになっているものの、ご主人が表から出てきたのを見るとどうも使っている様子がなさそうである。

何気なく18禁マークが貼られているところを見ると

「18歳未満の方は入場硬くお断りします。」

とのこと。

固くじゃなくて「硬く」なのね。18歳以上でもそんなに硬くなっちゃイヤよん。

…というくだらない話はどうでもいいが、我々が入場するとまず、すぐ右手の「たぬき御殿」へと通される。

たぬき御殿というよりはうなぎの寝床みたいな間に入ると、のっけから赤面してしまうような展示のオンパレードだ。周囲の壁にでかでかと貼られた性に対する薀蓄も素敵である。

「性とは男と女のコミュニケーション ●●結合を含む人間同士の生ざま」

「人間の性は体だけではなく心でも行はれるコミュニケーションである!!」

熱い、ひたすら熱い。

言葉の端々に、パラダイスの主本人の生々しい人生経験が刻まれているようだ。

これらの薀蓄集はナゾのパラダイス内では「らくがき帳」と称され、ご覧のような巨大看板に太字でデデーンと書き記されているものもあればサイン色紙大の紙にマジックで書き殴られているものもある。

たぬき御殿の中には沢山狸の仲間が戯れている絵を見る事ができる。地面から生えているのはキノコです、キノコ。

当サイトはアダルトサイトではないので倫理規定上まずい写真は加工を施します。ご勘弁ください。しかし常識的な倫理規定に従うとこのパラダイス内の8割くらいにモザイクが掛けられてしまう。そのくらい展示物がヤバイ。

ご主人の薀蓄が書かれた「らくがき帳」の他にも、このパラダイスへの歴代訪問者の記念「らくがき帳」の数々も同様に貼られまくっている。古い日付ではナイトスクープに初めて放送された20年前に限りなく近いものもあれば最近のものでは2年前くらいのものまで様々だ。

しかしどうしても場所柄か知らんが、意味不明な落書きを残していくお客も多い。男と女の危険な関係。こじれると人を狂わせる事もあるからね。ドロドロとしたものが込み上げてきそうです。

これも場所柄だがさすがに「そのもの」をリアルに描かれると倫理規定上アウトだwwww

不快な方は見て見ぬふりしてください。まだまだドギツイ映像が続きます。

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