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レトロ過ぎて寂れまくっててもベッチョナインジャー!高砂市「高砂センター街」周辺を歩く (全2ページ)

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兵庫県高砂市というややマイナー気味な街が姫路からちょっと神戸寄りの所にある。隣の加古川市と共に播州地方の工業都市として栄えてきた街だ。そんな街にやってきたのは、駅前の商店街のレトロ具合が半端ないという話を聞きつけての事だった。

高砂市 高砂

日が暮れるのも早い冬場の夕飯時に我々は高砂市の玄関口である山陽電鉄高砂駅前に降り立った。高砂へはJRで来る事は出来ない。三ノ宮や新開地、もしくは明石、姫路から山電に乗り換えて来ましょう。それから関東の人は間違えて京成高砂に行ってしまわないよう気をつけましょう。

高砂市 高砂

高砂市というのは役所が勝手に「ブライダル都市」と銘打っていて駅前に間抜けなオブジェが置かれている。このベンチにペアで座ると「縁が結ばれる」と傍らの説明書きには記されている。あちゃー…石碑じゃなくてベンチなのか。世阿弥の能作品「高砂」に引っ掛けて色々やってるみたいですが、お役所仕事ならではのズッコケ感丸出しです。

高砂市 高砂

駅前ロータリーを挟んだ向かいに凄まじく年季の入った商店群が一列に並んでいてかなり異様である。元々二階建てだったのを建て増して三階建てにしているような感じがある。右から二軒目の建物の看板には「高砂駅前良縁センター」とある。やっぱりブライダル都市だからですか?

高砂市 高砂

しかしこの駅前商店街も相当くたびれていて案の定シャッター通りなので「ミルクパーラー」と書かれた気になる喫茶店でお茶する事もできず欲求不満気味になりそうだ。

高砂市 高砂

でも、この建物を裏側から見るとなかなかの迫力なのである。バラックの長城ですか?さすがブライダル都市。意味わからんけど。

高砂市 高砂

駅前商店街の裏手が自転車置場になっており、三階建てのオンボロ建築が広々と見渡せる。特に手前の二軒はボロ具合が容赦無い。一部廃屋と化しているようで荒廃が進んでいた。

高砂市 高砂

しかしこの土地の空きっぷりから見ても、ここは廃線跡なのかと思ったらやはりそうらしく、昔は旧国鉄高砂線がここを通っていたのだそうだ。加古川から高砂港までを通り、加古川、高砂両市の工場労働者や学生の足となっていたが昭和59(1984)年11月30日をもって廃止。

高砂市 高砂

そんな廃線跡に沿って緩やかなカーブを描きながら立ち並ぶ商店を横目に駅の南側を歩いて行く。兵庫県の工業都市と言えば尼崎がまず思い浮かぶが、高砂もなかなかのもの。韓国系の居酒屋やスナックがやけに目立つのも尼崎に似てますね。

高砂市 高砂

そんなリトルコリアンな飲食街の東側に再開発で出来たと思しき「サンモール高砂」という複合商業施設がある。西友を中心にひと通りの業種の店舗がぎっしり詰まっているが、どことなく雰囲気が淀んでいるのは工業都市特有のものか。すぐ隣に巨大な敷地を抱える三菱製紙の工場がデーンとそびえている。

高砂市 高砂

サンモール高砂が現在の高砂駅周辺で唯一賑わっている場所のようだ。しかし高齢者率高いです。今どきなショッピングモールに見えるけど、出来たのは昭和51(1976)年と結構昔の話である。

高砂市 高砂

このサンモール高砂からまっすぐ南に伸びる歩道を進むと、今回我々が目的にしていた「やたらレトロな商店街」の入口がある。「お買物は商店街へ 但陽信用金庫」の看板も虚しく、向かいの西友にばかり客が押し寄せ、こちらは人通りもまばらである。

高砂市 高砂

そんな寂寥感漂うアーチ看板を潜ってその先の路地へ。鄙びた下町の路地裏みたいな空間を通り抜けていくと…

高砂市 高砂

その先に現れるのがこれ。「高砂センター街」と書かれた、どうしようもなく古びた看板と、その奥に連なる飴色に変色したアーケード街。うへぇ…こりゃ凄い…戦後間もなくからありそうな程古い佇まいだ。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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