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滋賀県にある草津温泉に行ってきました

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滋賀県の県庁所在地大津市からJR琵琶湖線でさらに米原方面に進むと、隣に草津市という街がある。近年になって大学や大手メーカー工場等を次々誘致し、また京都・大阪方面からのベッドタウンとしてやたら発展している地域だ。
時速130キロで爆走する新快速電車に乗れば京都駅まで20分、大阪駅まで50分という利便性の高さと住環境や土地の安さを求めて引っ越してくる世帯が多い。

そんな草津市だが全国的にはマイナー都市。関東地方の住民にとっては温泉地で超有名な群馬県の草津温泉の方が有名だし滋賀県の地理に知識が無ければ双方がごっちゃになりがち。時折群馬の草津と間違えて滋賀の草津にやってきてしまい、駅改札前の観光案内所で「草津温泉はどこですか」と聞きに来る観光客がいるらしい。



で、やってきたのは草津駅近くにあり旧東海道沿いに連なる草津中央商店街だ。大津の菱屋町もそうだったけど立派なアーケード街なのに古臭くて寂れた感じが良い。駅前には新快速でご通勤のリーマンな皆様の行き交う姿が目立つがこの商店街はことごとくスルーされている。

レトロ感極まるアーケードを見上げる。看板落ちてきそうな感じがするんですが…草津にも西口の平和堂とか郊外のイオンモールとかがありますからね。どの街も昔ながらの商店街は懐が厳しかろう。

それなりに味わい深い商店街をぶらぶら歩いている訳だが目的もなく草津を訪れた訳ではない。どうやら群馬の草津ではないこの草津の街にも「草津温泉」が存在するというのだ…この商店街のすぐ近くに。

中央商店街のアーケードが途切れるあたりに土手のトンネルが現れる。旧東海道はそのまま旧草津宿の街並みへと続いているのだが、この土手は全国的にも珍しい「天井川」の土手なのである。

試しに潜り抜けてみると何て事はない、そこらのガード下と同じようなもんだが、駅から南側へ向かうメインストリートの一つなので通行人の姿はとても多い。

トンネルの上には「草津川隧道」と名前が刻まれたプレートが貼り付けてありますわな。確か学校の地理のお勉強で天井川の事を聞いた覚えがあったかも知れん。しかし街の上を川が流れるなんて不思議ですねえ。

傍らに土手上へ登る階段があるので、せっかくなので天井川とやらを見に行く事にしよう。

土手の上に登ると広々とした天井川が望めるが、肝心の水が流れていない…この川は旧草津川にあたり今は廃川となっているのだ。やはり治水上問題があるので近年新しい草津川放水路が開削され街のもっと南側に迂回して流されている。

ちなみにこの付近の天井川は廃川後も残されており、国道1号もJRの線路も全て川の下にトンネルが掘られている。どうでもいいけど訳の分からんオブジェやなあ…草津市民センター前のオブジェですが。

そんな珍しい天井川の近くにある草津温泉。中央商店街のアーケードを外れて土手沿いの路地に入った所で営業中なのだ。

そこには一軒の小洒落た外観の銭湯が…これが正真正銘、滋賀県にある「草津温泉」である。駅改札前の観光案内所では群馬の草津と間違えて来てしまった観光客にこの銭湯を案内するらしい。マジです。

ちゃんと英語表記で「KUSATSU ONSEN」とも書かれてます。間違いない。群馬の草津とガチで勘違いしている人にとっては残念極まりないが本場の群馬県草津温泉から持ってきた湯の花を混入した浴槽もあるし、狭い浴場は地元民の姿で非常に繁盛している。
中に入ったら背中に紋々つけた訳ありめいたオジサンが結構居たのはここだけの話なんですがね。ネタとしても期待を裏切りません。滋賀の草津温泉もいい湯でした。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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