この記事を人に教える

生駒宝山寺新地を訪ねる (3) ここは大阪奥座敷

この記事を人に教える

【キュレーションメディア等、他サイトへの記事中の文章・画像無断転載厳禁】

生駒ケーブルに乗って生駒山地の中腹・宝山寺駅まで足を延ばすとそこはもう日常から隔絶された世界だ。
102-187.jpg
正月には初詣客が忙しなく行き来する宝山寺駅。臨時の駅員なども沢山いてガヤガヤと騒がしいのだが普段は人通りもまばらな静寂とした空間。駅を降りて道なりに行くと宝山寺参道の聖天通りに抜ける。


102-185.jpg
駅を出た所で振り返るとこの駅舎自体もかなり古い事に気が付く。もしかするとこの駅舎も1918年の開業当初からそのまま残っているものだろうか。
102-186.jpg
だとするとこうした壁のモダンな装飾などもやけに説得力を生む。地味な存在だが何気に産業遺産としては貴重な物件と言えそうだ。
102-188.jpg
その宝山寺駅には正月の初詣客の殺到を見込んで臨時出口が置かれてはいるのだが、思いっきり正月元旦に訪れたのに閉じられたまま。信仰心の薄れがもたらした時代の変化なのだろうか。もう二度と使われる事がないかも知れん。
102-156.jpg
とは言えケーブルカーの駅から宝山寺へ至る道はそこそこ人通りもあって、店先では屋台を出している所などもあり束の間に賑やかさを取り戻している。
102-158.jpg
駅から30メートル程歩くと宝山寺参道の聖天通り。途中には古臭く程よい味わいの外観を備えた喫茶店や食堂などがあって風情を感じる。
102-205.jpg
普段は占いの看板を掲げているちょっと不思議な喫茶店「古賀」。隣に同名の料理旅館があるので、兼業だろうか。
占いと言えば生駒山の反対側の開運テーマパーク状態の「石切参道商店街」では夥しいくらいのカルトっぷりで密集している訳だが、宝山寺では殆ど見かけられない。
102-160.jpg
「観光生駒」のでかいネオンが目立つ聖天通りのゲート。
それも「生駒観光」ではなく、何故かひっくり返している所に何とも言えぬ印象を抱かせる。意図するところは…結局よく分からない。
102-155.jpg
そもそもケーブルカーの駅を降りた所から観光旅館の看板があれこれ現れる訳だが、これらの旅館群が「宝山寺新地」の一部である事は言うまでもない。
102-157.jpg
喫茶店などが並ぶ道の向かいには「天満屋」の看板とともにやたら古めかしい建物が山の斜面に沿って現れる。のっけから雰囲気が凄い。
102-165.jpg
ついでに旅館の看板のレトロっぷりといったらハンパない。やはり宝山寺は地上と流れている時間が全く違っているようだ。
102-164.jpg
「静かな御座敷」の文字も旧字体のまま、恐らく半世紀以上は経っていそうな代物だ。看板だけでも素晴らしい風格が漂っている。
102-163.jpg
「料理旅館天満屋」の建物は斜面の下が3階建て、上が2階建てで宝山寺駅裏の駐車場に至る坂道沿いにある。

The following two tabs change content below.
DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
タグクラウドから記事を探す
DEEP案内編集部のnote

知ってました?DEEP案内編集部のnote

ネット上で大っぴらにするのはちょっと憚られる内容の記事は「DEEP案内編集部のnote」で書く事もたまにございます。全て100円からの有料記事となっておりますので興味のある方のみご利用下さい。

この記事を人に教える

トップへ戻る