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生駒宝山寺新地を訪ねる (2) 生駒ケーブル

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生駒の街の麓から生駒山地の中腹に位置する宝山寺を経て生駒山上遊園地に至るケーブルカー「生駒鋼索線(通称生駒ケーブル)」に乗り、しばし下界を離れる事にする。
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ケーブルカーは初詣シーズンには臨時便の発着があり、普段使われない2番ホームから我々は乗車した。同じ近鉄が運営しているので駅ホームの看板などは近鉄仕様に統一されている。


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麓の鳥居前駅から宝山寺駅までは片道約6分。なんとも程よい時間である。宝山寺新地に遊びにいく男衆は車で来る以外殆どがこのケーブルカーを使う訳で、この時間のあいだ、色々と思案に耽る事に違いない。しかし正月の時期は健全な参拝客ばかりだ。
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ちなみに普段は車両前面が間抜けに改装された犬面の「ブル号」と猫面の「ミケ号」が麓と宝山寺の間を行き来している。これでも2000年3月から走っているというので足掛け10年にもなる。
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これも遊園地向け仕様のつもりかも知れんが、いざ宝山寺新地へ出向くべく乗り込もうとするとこんな車両が居座っているんだからいやでも脱力させられてしまう。
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ケーブルカーが動き始めると車窓の景色は生駒山地に連なる住宅群の数々。しかも結構高い所まで住宅地が続いている。すっかり観光用と思われがちなケーブルカーだが、宝山寺駅の上あたりも微妙に住宅地なので、通勤通学に使っている利用者もいる。
なお朝の7時8時台は15分に1本、その他時間帯は基本的に20分に1本だ。
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ブル号に乗って宝山寺駅へ向かうケーブルカー。ちょうどコースの真ん中あたりでミケ号とすれ違う。
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猫面のミケ号もなかなか間抜けな表情をしていて二度脱力させられる。
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宝山寺駅へ辿り着くと明らかに麓よりも風が冷たくなるのを感じる。ここから宝山寺参道である聖天通りへは歩いてすぐ。
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さらにケーブルカーは生駒山上方面への乗り換えがあり、生駒山上遊園地などに用事のある客はさらにここからケーキ型にデコレーションされた間抜けな電車(スイート号)に乗って山頂を目指す事になるが、あいにく遊園地は休園日である。
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宝山寺駅の改札口にはケーブルカーについての説明がなされコーナーが常設されている。
ケーブルカー(鋼索鉄道)という乗り物自体は全国20ヶ所程度で意外にそれほど多くないが、その中でも生駒ケーブルは現存するケーブルカーの路線では日本最古の歴史を誇る。
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…という訳で全国のケーブルカー一覧表と生駒ケーブルの特徴や性能について書かれた看板がデデーンと掲示されているのだ。
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開業年月順に並べられたケーブルカー一覧。上の方に書かれているものは殆ど関西ばかりである。廃止された路線もちらほらとある。
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看板にも記されているように、生駒ケーブルは大正7(1918)年に営業を始めた、とある。もうかれこれ1世紀跨ぎそうな勢いだ。なおかつケーブルカーで複線なのは全国でもここだけ、と色々とオンリーワンで凄いらしい。
当然ながら宝山寺への参詣路線として作られたのがきっかけである。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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