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下町・九条商店街 (2)

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今でこそ寂れきった街だが、九条エリアは、近代大阪の発展の基礎を担ってきた街でもある。
近くには、明治時代に整備された川口外国人居留地と、大阪府発祥の地で初めて府庁が建設された江之子島もある。
九条は、そんな明治時代の大阪の下町として、こう見えても長い歴史を秘めている。

九条駅



西口閉鎖

ところで地下鉄九条駅と言えば、この理不尽極まりない西側改札口の全面閉鎖状態。
買い物客を寄せたいという「もぐれ阪神」九条商店街からの圧力で閉鎖されたままだとか色々言われていますがね。
表向きには「人員削減のため」と言われているが実際は違うだろう。
九条駅よりももっと乗降客数の少ない駅は沢山あるんだから。

阪神西大阪線の延伸工事が終わり、阪神九条駅が開通する頃には、さすがに改札口を開けるようになるとは思うのだが。

阪神西大阪線は40年以上前には既に難波と繋がっている予定だった。
これも九条商店街の商店主および近隣住民の猛反対によって、工事が途中まででストップしたままになっている。

NTTビル

阪神九条駅が出来る辺りに建つNTTの建物、そこに阪神が造った駅へ降りる地下階段の形跡がある。(→詳細

実はここから地下へ伸びる通路が...

階段の下は一時期ラーメン屋なども営業していたそうだが、今ではただの倉庫、階段は地下2階まで掘られていて、そこから先は作られていない。

基本的に九条は労働者の街。やはり歩いている通行人もガラの悪そうなオッサンらが多い。
ロケーション的には随分違うが、まるでジャンジャン横丁に来たような気分だ。
街にはそういうオッサンらを招きいれる居酒屋やスナック、娯楽施設がそこかしこにある。

九条と言えば九条OS劇場

その中でも、ひときわ有名なのは何と言っても大阪名門「九条OS劇場」。1951年から続く老舗。
まあ、つまりはストリップ劇場なのだが、とりわけウリにしているのはSMショーだということです。
盆暮れにはSM大会も開催されることから別名「関西の変態小屋」と言われているそうな。ディープ過ぎる!

九条ナインモール商店街

ナインモール商店街の方は、大阪ドームオープン後の1997年から、当時の近鉄バファローズの本拠地移転以降、商店街を通称「バファロード」と名付けてドームへの来客目当てに大阪ドーム型シュークリームやら色々便乗賞品を販売していたようだが、今度は2001年にUSJがオープンするとそっちにも便乗して色々売り出していたとの話もある。

オリックスバファローズを応援しています!

近鉄・オリックス球団合併で近鉄バファローズも、そのマスコットだった牛のバフィー君やその仲間もいなくなってしまった。(→詳細
しかもオリックスは今年2007年限りで、とうとう「バファローズ」という名称自体も消してしまおうというのだ。(→記事
これでは大阪のファンも神戸のファンも、浮かばれませんなあ…

ところでナインモール商店街と言えば、これは外せませんぜ。
「たけし・さんまの世界超偉人伝説」で有名になった、あの仏壇屋を!

古谷安楽堂

うわー!シャッター閉まってるがな!

ここ「古谷安楽堂」、「(仏壇が)30年間一つも売れへん」謎の店として、テレビで紹介されたことがある。(→詳細
「仏壇が一つも売れへん」ので、代わりに野菜や果物や雑貨品を並べてみたら、それが売れ、以後はコンビニ状態になるという、奇妙な風景を見せていた。
いつも店の表にはおばあちゃんがチョコンと座っていて、買い物客や通りすがりに仏壇を買わせようとする涙ぐましい姿があった。

さすがにご健在じゃないのだろうか。いつ来てもシャッターが閉まっておりこの有様である。
店が閉まるまでに仏壇は果たして一つでも売れたのだろうか。
「世界超偉人伝説」は偉大な番組だった。また放送して欲しいな。


ちなみに100万の仏壇が30万円で、しかも掛け軸とボストンバッグも付けてくれるという気前のよさ。
まるで「日本文化センター」のテレビショッピングみたいである(笑)
「○○を買うと、今なら××が付いてくる!」形式の通信販売の元祖が日本文化センターである。
そして偶然なのかこの日本文化センターの大阪オフィスは九条にあるのだ。九条の商売人は只者ではないということの証明だろうか。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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