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阪急電車に乗って大阪一胡散臭い下町「十三」へ (1) トミータウン

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梅田から淀川を挟んで目と鼻の先にある「十三」。ここは阪急電車の主要路線である神戸線・宝塚線・京都線の三線が一同に集うターミナル駅「十三駅」を中心とした繁華街があり、そこは阪神間モダニズム文化華やぐ郊外のお上品な住宅地と大阪の都心梅田の間にあるブラックホール的なド下町ゾーンだ。阪急沿線がセレブ路線だといくら持て囃されようが、この十三を通らなければ阪急沿線住民が大阪の都心である梅田に立ち入る事は罷りならない(天六直通の阪急千里線住民除く)。そして阪急沿線で唯一「汚れ役」を買って出ている街でもある。

十三の地名は淀川を遡り京都から数えて13番目の渡し船があった事から付いた地名であるという説もある。十三大橋近くの淀川土手に十三渡し跡の碑が立っている。我々大阪DEEP案内取材班はこの十三の街の唯一無二の魅力を伝えるべくレポートをお届けしたい。だって大阪公演中のエアロスミスのボーカル、スティーブン・タイラーがお忍びで遊びに来るような街なんだぜ。さらには映画俳優のスティーブン・セガールが若い頃住み合気道を学んでいた街。そして橋下徹大阪市長も十三にある北野高校出身。従来から十三を「じゅうそう」と躊躇なく読めるのはネイティブ大阪人だけだったが、いつしか「JUSO」が国際語になる日が来るだろうか。胸熱。

阪急梅田駅から2駅目(京都線だと隣駅)の十三駅に辿り着いた。まず駅の西口改札を降りるとのっけからアーケード商店街だ。十三本一商店街というのが正式名称だが最近は「トミータウン」と名乗りだしている。ただの大阪の下品な下町というだけではない。十三には武田薬品の大阪工場がある。吊り広告がアリナミンになっているのはその為だ。

駅前からアーケード商店街を抜けて十三筋に出ると大きな三叉路になっている十三交差点に出る。駅前の十三本一商店街は「トミータウン」に改称されて以降、看板まで掛け変わっているのが分かる。しばらく来ないうちに、またこの街はどうなってしまったんだ。

看板が掛け変わってコテコテ具合が三倍増くらいになりました。小便小僧のキャラクター「見返りトミー君」のシルエットが堂々と…色んな意味で小便臭い街です。

アーケード街の入口付近、三菱東京UFJ銀行の店舗脇に商店街のシンボルに登り詰めたあの小便小僧がいる。

コイツが十三の新キャラクターになった「見返りトミー君」。年末に訪問したのでサンタクロース服を着たクリスマスエディションだ。

見返りトミー君のプロフィール。僕はベルギー人と十三人の混血です。

戦後の十三駅西口付近にトイレがなかったので、ションベン横丁と呼ばれていました。小便小僧のキャラが採用された訳がそれ。まさに十三らしい理由だ。

サンタ服以外にも時期に応じてトミー君用の服が何着か作られているらしく、今後は東京・浜松町駅の小便小僧の対抗馬になるのだろうか。肝心のお小水は出てないんですけどね。

ちなみに服を着せない状態のトミー君ネイキッドバージョンはこちらです。目が怖い。なおトミーという名前も「十三」の語呂から来ている安直ネーミングだ。脱力するしかない。

阪急の線路に挟まれた十三駅から東側の一帯もまたDEEPゾーンなり。駅の東西の往来は不便で、改札前の桁下制限高1.8メートルのせせこましい通路を跨いで行くか、淀川通に迂回するか北側の踏切を越えなければ行けない。

十三本一商店街改め「トミータウン」は今なお阪急十三駅の玄関口として人通りが絶えない訳ですが、小便臭よりホームレス臭の方が気になる今日このごろ。今回はこの十三の街を片っ端から案内しまくろうと思う。これで貴方も十三に行きたくなる事請け合い。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。
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