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阪急電車に乗って大阪一胡散臭い下町「十三」へ (4) サカエマチ商店街

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やはり十三で一番の繁華街と言えば駅前から十三筋を跨いだ向かい側に広がる「十三栄町商店街」(サカエマチ商店街)の存在であろう。んもう、昼間っからギラギラしまくってます。駅前の旧「波平通り」と並んで、以前はパクリキャラ看板の宝庫だった場所だが今はどうなっているのか、数年ぶりの再訪問だ。

ここサカエマチ商店街の原色多用っぷりといったらまあ…よくぞここまでお下品に出来たものだなと感心せずには居られない。良くも悪くも大阪に来たなあという実感を与えてくれる。雰囲気的にはまあ、道頓堀の縮小版みたいな感じではある。

十三の街で唯一観光客が目当てでやってくる超有名店「ねぎ焼やまもと」はこの栄町商店街にある。そのすぐ隣は「ヤングサロン ルン・ルン」である。スティーブン・タイラーさんがこの辺の店に立ち寄ったかどうかは定かではない。

そういえば淀川以北の大阪市内で唯一大規模な歓楽街が形成されている十三栄町。全体的にお下品なのは相変わらずだ。阪急沿線住民が立ち寄って羽目を外す訳で需要と供給は割とお盛んなのだろう。

それにしても「デゥキシムキャバレット大統領」って何なんだよ。発音しづらいよ。

飲食店やアレ系の店が密集する栄町商店街の中央には総合レジャービル「サンポードシティ」のでかい建物がそびえている。戦前に関西の興行王として君臨した帝国キネマ社長山川吉太郎の子孫が開いた戦後の「十三劇場」の時代から続く由緒あるレジャービルで、ボウリング場やカラオケ店、映画館などが入居している。東京で言えば池袋のロサ会館みたいな建物だ。

波平通りに加えて十三がパクリキャラの総本山と胸を張って言えるのはこの栄町商店街にあるアレ系の店が軒並みどこかで見たようなキャラクターをそのまんまパクった店舗があちこちに存在していた事だ。どこかで見たような少年探偵「名案内コナン」。この店は色々と顛末があって…

しばらくしてから名探偵のキャラクター看板が不自然に黒塗りされて潰されていて、タコ焼き店を偽装した案内所として鞍替え、そうこうしているうちに警察に摘発されて店を閉めてしまったのだ。

「コナン」のロゴ看板も見事に偽装タコ焼き屋に流用。お手製の看板を繋ぎ合わせて文章を組み立ててしまっていた。「タコヤキナン?」笑える。さすが大阪はセンスが一味違う。

さらにこれは在りし日の「ルパン十三世」の店舗。十三だから十三世とは安直過ぎてひねりがありません。しかしキャラクターは「ルパン三世」そのままでやはり何のひねりもないという状態。さすがにモンキー・パンチさんも怒るだろうこれは…と思っていたら、これもいつの間にか無くなってました。

ルパン十三世が銭形のとっつあんに捕まった後の店舗跡。相変わらず怪しいまんまですね。峰不二子級の上玉は逆立ちしても出てこないと思われ。

某消費者金融会社のパクリとしか思えない「フロミス」なるお店もあるんだけど相当前から廃業してて建物ごと放置されているというトホホっぷり。何故か店先には薬局にあるはずのサトちゃんムーバーが寂しく置かれている。

そして意味不明な謎の覗き穴も健在。イヤーンのぞかないで~とか書いてあるのが間抜けだが覗いてみても何も見えやしませんぜ。

さらには某テレビ通販会社そのまんまな「ジャパネットたかお」まで、まんまとパクってしまう大胆さが十三クオリティである。これも数年前に撮った写真で今は現存しているかどうか定かではない。

その隣にあるコギャルのイラストはともかく「ホイホイ」って…ごきぶり?

しかし日本中探せどもここまで人間の欲望を忠実に示したあけすけな街は大阪の十三以外に思い浮かばない。もうずっと、磁場が狂いっぱなし。

夜にはルンルンもギラギラでどえらい事になってしまいます。この光の点滅を見ると反射的に脳内に朝日放送「プロポーズ大作戦」のテーマソング(キダ・タロー作曲)が流れるのですがどうすればいいのでしょうか。

栄町商店街の夜はとても賑やかでヤバすぎます。そりゃスティーブン・タイラーもお忍びで遊びに来るだけの街ではある。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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