【生野区】本場以上にコリアン過ぎる鶴橋「アリラン食堂」でガチな韓国料理を喰らう

日本最大のコリアタウン大阪・鶴橋の商店街には膨大な数の焼肉店や韓国料理屋があるが、真にDEEPなコリアタウンは商店街の外れにある。まるで迷路のような鶴橋商店街のその奥へ、勇気を出して歩みを進めていこう。

そこは駅前の雑然とした闇市のような市場ではなく、下町の閑散とした風情の漂うアーケード「鶴進会商店街」に変わる。このアーケード街の途中に突如として異様な門構えの店が見える。これが「アリラン食堂」である。もう見ての通り完全に「あっちの国」の店。既に開業して25年以上となる老舗店。

店の中はこんな感じでそれほど広くもないが、左手に小上がり席、右手にテーブル席と分かれている。座席のテーブルは韓国製無煙ロースター。

しかもテレビはまるっきり韓国のテレビ番組だったりするのだ。実は日本に居ながら衛星放送で韓国の電波を受信できるらしい。昼間の暇な時間帯に店のアジュンマが座敷で寝転んで韓国ドラマでも見ているようなリアルな現地感。

韓国料理店と言えば「頼んでもいないのに」サービスで次々出される前菜の小皿の数々。アリラン食堂でも容赦なく出してくれる。キムチにナムル、からしネギ、水キムチもあればひじきの煮物みたいなのもある。韓国の風習を知らずに多めにオーダーすると、まず全部食べきれません。

しばらくすると料理が次々運ばれてきます。これが鯛のチヂミだそうだ。生地よりもほとんど鯛の身がぎっしり詰まっている一品。身が柔らかくてかなりうまかった。

豚バラ肉の焼肉、サムギョプサルは肉厚に身が切られていて、歯ごたえがあってうまい。目の前で韓国人の姉ちゃんがハサミでジョキジョキ豪快に切ってくれます。

野菜に巻いて食べると美味いニダと親切に食べ方を教えてくれるアジュンマも現地感が凄い。やっぱり鶴橋は日本で一番朝鮮半島に近い場所だと肌身で感じられる。

これはトッポギ。ネギ系の炒め物がかなり多く入っていて餅は少なめ。アルコールのアテにはチョアヨである。

今となっては飲食店で出す事は法律で禁じられてしまった生レバー。もちろんアリラン食堂でも今では出されていないものと思われる。

そして「豚足」見た目にアレだがコラーゲンも豊富で美容によろしい。

そしてとどめにサムゲタン。薄味だがこれはこれでよし。一杯やったあとのお口直しにはよろしい。

特に贔屓にしている店というわけでもないし特別美味いものを食わせてくれるわけでもないが、実際に韓国旅行なんかをして日本に戻ってくると、やはり鶴橋にあるこの「アリラン食堂」が最も現地の匂いが漂う店だという事を思い返す。ここはそんな店である。


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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。
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