滋賀県の県庁所在地・大津市浜大津界隈

長い夏休み期間中、ネット上では大津市のいじめ自殺報道がらみで随分騒がしくなっておりますが我々はそんな渦中の大津市を訪れていた。中学校や加害生徒の地元を見に来たのではない。浜大津にある遊郭跡を見に行きたかったのだ。

この大津という街は滋賀県の県庁所在地となっている都市だが地理的には京都駅からJR琵琶湖線(東海道本線)でわずか2駅、距離にして片道10キロという近さにある。新宿から浦和、名古屋から岐阜に行くより近い。日本で最も都道府県庁舎が近接している街とも言える。



で、肝心の街はというとなんだか寂れっぷりが目立つ。昔から市街化していたせいか知らんが、かたやベッドタウンとして発展しまくりの隣の草津市あたりとは対照的。市街地はJR大津駅ではなく琵琶湖畔に近い京阪浜大津駅の方が近い。ちょくちょく小奇麗なマンションはあるのだが同時に鄙びたオンボロ長屋も多い。

そんな大津市民の足である京阪石山坂本線が浜大津駅前から頻繁に出入りしている。走っているのは路面電車。いじめ自殺報道の渦中にある皇子山にも行けるし、比叡山への登山口である坂本や反対方向の膳所、石山寺方面、そして京都市内に抜ける京津線とも繋がっている。どうでもいいけどこのラッピング車両は何なんだ。警察じゃん。

ともかく浜大津に来たら脊髄反射的に琵琶湖を眺めに行こうという事になる訳だ。浜大津駅から徒歩3分でそこは琵琶湖の湖畔、大津港である。京都と大阪の水瓶となっている琵琶湖だがその最南端に位置する浜大津から見た湖はあんまり綺麗じゃない。比叡山系の高い山々がその背後にそびえ、手前にはベッドタウンの特徴らしくいかにもな高層マンションが並ぶ。

そんな道すがらに突然ピンサロが現れるという県庁所在地の街並み。かたや大津港は琵琶湖遊覧船の乗り場となっていて子供連れで賑わうけど街の方はというとこんな感じ。びわこ競艇場もありますし、足を伸ばせば雄琴のソープもあり。オジサン好みの街ですよね大津市って。

一応大津市で最も栄えていると思われるこの浜大津駅周辺だが、なんか微妙な飲食店やらキャバクラのような店舗ばかりで一般ピープルが溜まれるような場所がない。大人の溜まり場は充実してるんですけどね。

「2ショット」というのは関西独特のツーキャバの事を指すのでしょうか。店名の由来はやっぱり「だっちゅーの」から来てるのか。ちょっとネタが古いな。

地元のオッサンオバハンしか来なさそうな古びたスナック長屋も勢揃い。そりゃ遊郭跡があるような街ですからね。

浜大津駅近くの浜大津二丁目界隈がスナック街となっているがそのまま南側に向けて歩くとアーケード商店街があるので一応行ってみましょうね。

やはり寂れ気味な雰囲気の菱屋町商店街にやってきた。アーケード街を見るとなんだか安心するのは当取材班が関西人だからか。大津市では代表的な商店街の一角を担っていて、丸屋町、菱屋町、長等の3商店街が東西一直線に並んでいる。

とはいえそこそこ昔ながらの商店が元気にやっている感じの菱屋町。新築分譲マンションに住むベッドタウン住民はあまり来なさそうだが元からの地元民も多いですからね。うなぎ屋の店頭に貼り付けられたメッセージは過熱するいじめ自殺報道を受けて発せられたものだろうか。

菱屋町から西に歩けば長等商店街。アーケードやら商店の建物も随分古めかしくなって参りました。ちなみに「長等」という地名はチョウトウではなく「ながら」と読む。

なおさら人通りも減り寂れ具合も増すといった所だが、大津の街中って本当にひたすらこんな感じです。鄙びた街が好きな我々にはたまらない訳だが…

レトロ感極まる洋品店。今はババ服屋と呼べるジャンルの品揃えになってますが、煤けたテント屋根がいいアクセントになっている。

今回の目的地である柴屋町遊郭跡というのはこの長等商店街のすぐ近くにある。商店街も寂れていて微妙なのでそろそろ移動する。

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