世の中には「国境」や「都道府県境」といったものに異常な興味と執着心を抱くマニアも結構おられるようだが、とりわけ「飛び地」というものが大好物だったりするもので。言わずもがな、当方もそのクチである。例えば埼玉県新座市に囲まれた「東京都練馬区西大泉町1179番地」だとか、ああいうのを見るとテンションがおかしくなって、実際に訪れてみたい衝動にも駆られてしまう。
しかし今回気になった場所は関西は大阪府と京都府の境目である。特に北摂地域の北限に関してはもはや大阪とは思えないド田舎地帯が広がっていて、住所は亀岡市なのに府境の高原地帯に無理くり建てられた「茨木台ニュータウン」みたいなものもあって、エクストリームな住環境が揃っている。そこからさらに東側を見ると大阪府高槻市と京都市西京区の境があって、このへんも謎めいた山奥の秘境が点在する地域となっているのだ。