「淡路島ナゾのパラダイス」が立川水仙郷である事をうっかり忘れていたので水仙の花を見に行きました

洲本市

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兵庫県 淡路島 洲本市

「ナゾのパラダイス」があるのが1階とするなら、その上の2階にあたるフロアがここ。休憩所兼土産物コーナーらしいだだっ広い大部屋。昔はここが立川平家村民俗資料館だった訳か、今となってはよく分からんが…

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しかしそんな場所にもツッコミどころがあちこちに…立川水仙郷オリジナルソング「らくがき音頭」とは何なのか。

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かなりレトロ臭漂う、昔のドライブインによくあったカップヌードル自販機(故障中)の前に「おみやげ好評販売中」の看板が置かれている。

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恐らくここが民俗資料館の展示スペースだったと思われるのだが、現在は大量にテーブルと椅子が並べられて、明らかにキャパシティオーバーな休憩所と化している。昔は食堂なんかもあったんでしょうがね…

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で、真正面の壁を見ると「水仙郷カラオケ道場」と書かれた中途半端な虹色の看板がデデーンと掲げられておりカラオケステージになっていたのであった。まるで場末の健康ランドのそれのようだ。もちろん現役ではなさそうで、この看板もただのガラクタになっている。

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コンセプト不明な石器時代の人々を描いた立体看板なんかもあり、ツッコミどころがよけいに分からなくなる。かつての立川平家村での落人達もこのような暮らしをしていたのでしょうか。んなわけないがな。

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その他諸々、壁一面に狸の絵が飾り付けられているのがなんともアレ過ぎて…ナゾのパラダイスにも狸の絵が飾ってるけど、あっちの狸は発情期で色んな物がおっ立っているのでとても放送できる代物ではない。

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宇宙戦艦ヤ○トらしきものに狸が乗っかった謎のイラストもあり、ますます意味が分からない。絵の作りこみが中途半端に本格的なのもある意味感心である。

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ここが民俗資料館だった時の映像は1991年放送の探偵ナイトスクープで見られたが、その時ですらテーブルの上に無造作に民具の数々やボロッボロになった十二単衣なんかが置かれていて、資料館としてこれはどうなの的な感じだったのだが、その後資料館が別の場所に移転したものと思われる。

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どうやらこのへんの集落ではドクダミやびわの葉っぱを乾燥させてお茶を作るのが産業の一つになっているらしい。立川平家村特産健康茶。それが土産物として販売されている。昔見た探偵ナイトスクープに紹介された1991年当時の映像でも、バンガロー村の一室をこのような健康茶の乾燥室として使っていたのが映っていた。

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ドクダミの薬効一覧が書かれた看板もあり。はあありがたやありがたや。淋病にも効くらしいっすよ。

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健康茶各種もビニール袋にパンパンに詰まったものが一袋500円で売られている。恐らくこの時期にしか買う事ができないのだろう。そこらじゅうに大量に袋が積まれている。

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お茶の袋に入れられたラベルにはナゾのパラダイス創設者である東田氏の名前が書かれていた。ひたすらナゾのパラダイスの受付に座って怪しいビデオを見てばかりしている訳ではなかったのだ。

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レトロ臭漂う「南淡路ドライブガイド」。大鳴門橋が描かれているので昭和60(1985)年以後の作成かと思われる。ここいらは温泉街と水仙郷、それとモンキーセンターくらいしかありません…あと和歌山県に属する紀淡海峡に浮かぶ要塞の島・友ヶ島がとても近い。

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全国に数多ある秘宝館が絶滅の危機に瀕している中で、淡路島の奥地でひっそり佇む私設秘宝館の一つとしてその存在を認知されていたナゾのパラダイスだが、いよいよ秘宝館が無くなった頃には相変わらずここだけ生き残っていたりするのでしょうか。

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例のパラダイスも絶賛開放中で、続々とお客が列を成して入場していく。ナゾのパラダイスに行列ができるのはこの時期だけかも知れない。この日、前回見かけた東田館長の姿はなく、たまたま居なかっただけなのか知らんが、ナゾのパラダイス自体が無くなる可能性はこの雰囲気から見るとあまり感じられない。思えば探偵ナイトスクープで放映された1991年の時点でも終末感半端無かったですからね。この業界では珍しいご長寿珍スポです。


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