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楽しくてしょうないド下町・阪急「庄内」界隈 (2)

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阪急宝塚線庄内駅の周辺は意外にも繁華街めいた一画が残っていたりして昼夜問わず人の姿が多く賑わっている。狭い道路に通り掛かる人波、そして自転車に乗ったままふらふら走るオッサンオバハン達。阪急沿線のイメージとはかけ離れた雑多な大阪を味わえる下町である。

ところでこの庄内という街、大阪市内でもない割とマイナーな下町であるにも関わらず風俗街が存在していたらしい。場所は駅の真ん前の一画なのだが、一体どうなっているのか気になったので歩き回ってみた。



庄内駅東口に程近い駅前の一画でも特に胡散臭い風情を残している「庄内駅前東商店街(駅前東ストリート)」に入る。パチンコ屋の脇から路地に入る格好になる。しかし大抵駅前の一等地にはパチ屋ですわな。大阪だけに限らず。

以前パチ屋の裏手のこの界隈は本サロ地帯でその手の店が何軒かあったそうなのだが…変な呼び込みのオッサンとかも居ないしそもそも店自体ありませんやん。左手にあるマッサージ屋は以前存在したソッチ系の店舗跡だったらしい。今でも結構怪しい佇まいなんですが…

貸店舗と大きく書かれた看板の所も「サロン仔馬」というやはりソッチ系の店だったが現在は地味なカラオケ居酒屋に転身した模様。もう遊べそうにないですね。つまらん。

現在も概ねスナック街となっていて庄内の街で最も夜がお盛んそうなテンションを保っている。しかしそっち系の店が壊滅させられちゃ途端に毒気が無くなって面白くなくなりますね。寂しくてしょーないですね。

時代錯誤な色遣いで胡散臭さ際立つピンクの看板がどぎつい「グランドサロン・ニュー仔馬」。庄内東町のシンボル的存在だったはずだがシャッターは閉まったままになっていた。泣ける。もはや夜遊びは十三か梅田に行くしかないようですね。

「ニュー仔馬」の前の道。パチンコ屋で暇潰ししている貧乏そうなオッサンが時折出てきてはタバコ吸ったりしている程度で、それらしき色っぽさは皆無。

この一画の本サロゾーンは数十年前から延々と営業していて特に「仔馬」あたりは阪急宝塚線の車内からも見えるくらいでそれなりに有名な場所だったのに2009年に突然摘発を受けてそれ以来壊滅したらしい。こういう場末の風俗店も昔はそこかしこにあっただろうがもはや風前の灯火である。

パチ屋の客御用達と思われる激安自販機。オール60円らしい。これは安い。まるで西成価格。だいたいこの手の激安自販機に売られてる飲料のメーカーは大阪生まれのサンガリアだったりするんですが。

奥に進むにつれて閑古鳥度数が高まって参りました。場末感漂うちょうどいい塩梅にくたびれた居酒屋も多い。今は亡き庄内の本サロ地帯、その成り立ちについては情報も少ないしどういう言えた話ではないのだが、戦後のドサクサで私娼窟っぽいものが出来たか何かでしょうかね。

駅前東商店街の奥には殆ど廃墟と化したスナック横丁が残っていた。役割を終えた色街というのはやはり端っこから腐っていくもんだな。散りゆく徒花に掛ける言葉もない。

…そんなスナック横丁の建物壁一面に伸びた植物が何かを語りかけるかのように一斉にオレンジ色の花を咲かせていた。いつ取り壊されてもおかしくない建物に根を生やした植物…花の命は儚くてしょーないですね。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。
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