■1階部分にある、まだ生き残っている店舗を見る。
どこを見回しても廃業した店だらけで、一体どうやって過ごせばいいのか途方に暮れる事請け合いだが、そんな場所だからこそ楽しみたい「ピエリ守山」の全て。こんな状態になっても何とか生き残っている店を探し回ってみましょうね。無印良品なんかも入っていたんですね。今はもう何も買えないけど。
頑張って広い館内をうろうろ探し回ってみたら、現在もなんとか営業している残り少ない服屋「AquaName」がありました。ここもなんだかよくわからんが数軒隣に移転したそうです。
広大なピエリ守山の敷地内で唯一女性物の服を販売している店がここ。お姉さんが暇そうにしていたので事情を伺ってみると、この店も近日中に大津パルコに移転するんだそうです。いやあ、泣けますね。
ピエリ守山最後のオータムフェアー、5250円以上お買い上げのお客様には「本場のさぬきうどん2人前プレゼント」という謎のキャンペーン実施中。女性物の服屋でさぬきうどんが貰えるとはある意味シュール過ぎる。最終営業日の9月23日までフェア実施中なのでうどんが好きな女性のお客様は「AquaName」さんに急ぎましょう。
なおもう一軒あるアメカジショップの「VACANCE」も近日中に撤退する予定。ピエリ守山自体は10時オープンなのだが、連休中にも関わらず11時過ぎくらいに店主がやってきてだるそうに店を開けているのを見た。もう既に諦めモードっぽい。
JTBの店舗「Travel&Cafe」も惰性で営業中。当初200店舗分あったテナントは1階と2階に分かれているが、フードコートなど飲食店以外の店舗は既に1階部分のみとなっている。
それでもまあ、昼前になると地元民が子供連れでひょっこり遊びに来たりするので全くの無人という訳でもなくなる。子供向けのアミューズメントショップも一応営業中です。
もはやスイーツ(笑)の一つもまともに買えなくなってしまったピエリ守山、甘いものが欲しくなったらご当地キャラメル自販機があるので買いましょう。
お子様向けな寂しさ全開の記念撮影スペース。「ぼくたちと写真をとろう!」とか書いてるけど着ぐるみキャラとかじゃなくてハリボテが置いてあるだけというのが哀愁を誘う。
ピエリ守山のイメージキャラクターらしい3匹。全員琵琶湖に生息している魚類が由来。ゲンゴロウブナのゲンゴくん、ビワコオオナマズのナズマ船長、鮎のアユちゃんです!よろしくね!
こんな状態でも一応ちびっ子向けイベントは充実していて、毎週末には小学生以下の子供を対象にしたじゃんけんバトルやサイコロバトルなどが開催されている。参加したらもれなく景品に「うまい棒」がついてくる。これはもう子供連れは参加必須っしょ。
人が来なさすぎて困ってしまっているピエリ守山、実はペットショップ「ペットランドミクニ」だけは比較的大型店舗の生き残りとしてちゃんと営業しているので、ペット連れの客のために「ペット同伴可能エリア」を設けて、犬連れでもお買い物を楽しめるようになっているのだ。人が来なければ犬を呼べばいい。苦肉の策である。ある意味かつての「びわ湖わんわん王国」の名残りかも知れん。
ペットショップの客を対象とした「室内ドッグラン」も用意されてます。2000円以上お買い上げのお客様は無料でご利用頂けます!との事です。しかも飼い主様にワンドリンクサービスつき。9月末までの期間限定だ。さあ、今すぐ愛犬を連れてピエリ守山に急げ!
まあ、室内ドッグランってこんなんなんですけどね。閉鎖した店の前に張ってるものと全く同じオレンジ色のネットで囲っているのがなんとも切実さを漂わせている。肝心の犬も一匹しか居なかったし…
1階で唯一営業中な飲食店らしきものがここ。サンマルクカフェですな。店内は綺麗だし喫煙スペースもちゃんと分けられているけど肝心の客が居ないという…広い館内に歩き疲れたらここでチョコクロ食いながら休憩するのもよし。
もし用を足したくなってもショッピングモールでトイレに行列する必要も全くないのが素敵。殆ど使ってる様子もないので物凄く清潔なトイレとなっております。いつ行ってもおきばり放題です。
過疎化が止まらない気の毒過ぎるショッピングモール、これが「ピエリ守山」だ!