まさに生ける廃墟!過疎化が止まらない気の毒過ぎるショッピングモール、これが「ピエリ守山」(改装前)だ!

守山市

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■200店舗から10店舗へ…壊滅状態のショッピングモールの内部

守山市 ピエリ守山

さてさて、いよいよ気になってしょうがなかった明るい廃墟ショッピングモール「ピエリ守山」の中に入る。さすが2008年9月オープンというだけあって館内はまだ真新しく、今どきのショッピングモールらしい佇まい。綺麗の一言だ。しかし一歩中に入るとその異様さに目が行くだろう。まず開いている店舗が全く無いのだ。

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どこを見てもこの惨状。本来人を呼んでナンボのショッピングモールがこの有様とは、おおよそ現実的な光景には見えない。確かにサバゲーや軍事訓練の場にはもってこいかも知れませんが、念の為にここは現役営業中のショッピングモールですので、店内で遊んだりしてはいけません。

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通路には沢山のソファーが置かれているので座り放題休憩し放題である。買い物客でごちゃごちゃしていないし、こんなにくつろげるショッピングモールも珍しい。

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滋賀県内屈指の商業施設として生まれたはずのピエリ守山なのに、県産品ショップ「近江物産館」も看板や陳列棚を残し既に撤退済み。もはや鮒寿司も買えません。

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食品スーパーも岐阜県を中心に展開する中堅チェーンストア「バロー」が入居していたもののこれも2010年9月に撤退。食料品が買えなくなるとさすがに痛いですわね。ピエリ守山の場合、イオンモールや平和堂アルプラザみたいに特定の大型小売店に属してはいない。

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さらにはクリーニング屋まで撤退している始末。そもそも守山市の外れにある立地自体大方の滋賀県民の生活の動線からは明らかに外れた場所にあるのだ。

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これでも2008年9月の開業当初から1年くらいはお客さんが多かったみたいなのだが…ともかく「西日本最大級のショッピングモール」と言われるイオンモール草津がたった2ヶ月後の11月に出来てしまったのが大きい。近江大橋の近くにあって、さらにピエリ同様「湖岸道路」沿いに立地する故にごっそり客を持って行かれたのだろう。

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当初の運営会社の先見性の無さが仇になったとは言え、これほどまでに寂れっぷりを晒していながらもショッピングモール自体が廃業しないのは何故なのだろうか…とんでもない赤字物件であるには違いない。

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今後新たにホームセンターのアヤハディオ、食品スーパーのハッピーテラダなどが出店する予定があるらしく、その為からか施設の閉鎖を見送っているものと思うんですが、現状を見ている限りさっぱり準備している様子でもないし、どうなってるんだろう。

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この異常なまでのガラガラっぷり…南港ATC・ITM棟やかつての新世界フェスティバルゲートを彷彿とさせる大阪市第三セクターの無駄な箱物シリーズに匹敵する衝撃度だ。このショッピングモールだって大阪の会社が建てたものだし、大阪人って商売の才能に長けているはずじゃなかったのか。

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しかしこんなにガラガラになってもインフォメーションセンターにはちゃんとお姉ちゃんが座ってるし、しっかり館内放送も定期的に掛かっている。そういう部分が一切グダグダにならない所が逆にシュールに映ってしまう。

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もうこれ以上頑張れないのか店内各所のインフォメーションパネルもスカスカである。お買い得情報とだけ書かれた張り紙がペタンと貼り付けてあるが、2階にある喫茶店の案内だけしかなかった。

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