ドヤ街西成区太子「松乃木大明神」とコアな路地裏風景。そして伝説の好事家旅館

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西成区 動物園前

そしてこの神社の前の道にはえらく年代物の怪しげでレトロなアパートが何軒も連なっている。左手にある「冨美家荘」なんて窓に格子まで嵌めこまれていてまるでプリズン状態。火事とかあったら逃げられまへん。

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果たしてこんな極地のようなアパートにどんな方々が住んで居られるのでしょう。見たところ生活感は皆無のようだが…

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それにしてもどのアパートもかなりくたびれていて、どこが廃墟でどこが現役なのかパッと見では判断に悩む物件ばかりである。住めば交通便も良さそうだし裏はスーパー玉出だしでさぞかしコスパ最高な暮らしになりそうなんですが。

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こうして見ると普通のアパートやドヤの割には建物の造りが凝ってるし、ここなんか蛍光系の緑とピンクの豆タイルが一階外壁全面にびっしり市松模様に施されて、庇のところでカーブ描いてますからね。赤線カフェー建築かよ。

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そんな妙なボロアパート群に混じって一軒だけ妙な存在感を漂わせる建物がこの路地に残されていた。一見するとただの長屋だが、例に漏れず廃屋状態で放置されている。

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この建物、一部の好事家の間では世界的に有名な伝説的存在の旅館の成れの果てだというのだ。ヒントは玄関横の壁にある竹をあしらった飾りがあるところだ。屋号まで言ってしまうと検索エンジンに乗ってアッーな方々がやってこられるので、詳しくは言わない。

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どう見ても廃墟状態のあばら屋でしか無くなったが、1990年代まで旅館として営業していたらしく、地元出身のA井H和さんや故・三島由紀夫なんかもお忍びでやってきたとかどこかのサイトの噂によれば書いてあるんですが本当の事は知らないったら知らないよ。

西成区 動物園前

そんな伝説の旅館を横目に路地を西側、堺筋方面に「ぬけられます」のでそのまま行きましょう。味わい深い建物ばかりで惚れ惚れします。

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その途中にも呑んだくれ御用達の怪しげな酒場らしき店舗がある。犬も歩けばヤクザとホームレスに当たるのが西成ですが、酒場にもよく当たります。

西成区 動物園前

夕方前くらいにまた来ると店が開いていて、路地に面してビール瓶が大量に入った冷蔵庫やおでんを茹でる大鍋が見える。「おでん深川」という労働者御用達の有名店のようです。こんな所は食べログには載らんだろ…と思ったら口コミ10件もあった…中はこんな感じみたいですよ…



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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。
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