「兵庫県」DEEP案内マップ

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2007年の暮れに長田区を訪問した時に発見した、六番町の廃墟住宅群。それは震災の爪痕なのか、それとも再開発計画による立ち退きなのか、詳しくは知る事ができないままでいるのだが、その時は日が暮れてしまいじっくり探索する事ができなかった。

再度2009年の暮れに同じ場所を訪れた。

新湊川の堤防の上から見える廃墟住宅群はさらに年月が経過して、荒れるに任せる状態で放置されている。周囲は市街地の真ん中であり隣の路地にも普通に人が暮らしている訳だが、なぜかこの路地に面した住居だけがものの見事に廃墟となっている。

長田区の超下町ゾーン「番町地区」の成り立ちは明治時代に旧湊川の河川架け替え工事で開けた土地を区画整理する際に東京千代田の番町地区にならって付けられた地名であり、一番町から七番町までの区画が広がっている。そこに住みだしたのは、長田の地場産業であるケミカルシューズ製造に従事する労働者だ。

その番町地区の北端には新湊川が掛かっている。やけにコンクリート護岸が高い川でありあまり安らげない。とはいえこんな形になってしまうのも神戸独特の地形が絡んでいる。

大雨が降ると上流の六甲山系から流れてくる大量の雨水が鉄砲水となり一気に押し寄せるからだ。神戸では鉄砲水で水遊び中の家族が流されて死ぬ事故も度々起きている。度重なる水害から身を守るための知恵である。

神戸DEEPゾーンと言えば、新開地に続いて見逃してはならないのが「長田区」の存在である。日本のケミカルシューズ産業の集積地である長田区は古い木造家屋が密集する下町地帯を中心に震災の被害で壊滅状態に追いやられたが、それから15年以上が経過した。

長田区の街並みはいたって平穏を取り戻しているが、そんな中で未だに人も住まない廃墟住宅群が取り残されている一帯がある。以前訪れた時に詳しく探索する事ができなかった「五番町・六番町」の界隈を再訪問するため、再度長田の町を訪れた。

神戸高速鉄道に乗って高速長田駅に着いた。年末年始の寒波襲来でやたら寒さに震えていた大阪DEEP案内取材班。久々に訪れた長田の町で早速立ち食い「山陽そば」で腹ごしらえをすることに。もちろん食べるのは「ぼっかけうどん」である。

引き続き、神戸最大の元赤線でソープランド街「福原」を散策していこう。

福原は桜筋と柳筋の二つのメインストリートを中心にその手の店が密集している。柳筋に出てくると、「玉家」といういかにも純和風な店が現れる。ここは福原の中では老舗にあたる。

関西では「ソープランド」という形態の店はあまり馴染みがない。そもそも大阪府のように条例で禁止されている自治体もあるが、飛田新地のように「料亭」に擬態していたり、はたまた京都では「お茶屋」という名目でこっそり「営業」していたり、法の網を掻い潜って春が売られている訳である。

しかし神戸の福原は堂々としている(笑)そのまんまやんけ!

神戸最大の赤線地帯「福原遊郭」の名残りは今でも色濃く残っている。神戸市兵庫区福原町という地名の一画には、現在でもソープランドはもとより成人映画館やセクシー下着ショップなど、まさに性産業に特化した店舗がずらりと立ち並んでいる。

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