【韓流&阪流】史跡難波宮跡・在日の祭典「四天王寺ワッソ」を見物する(2004年)

大阪市中央区

日本の風物詩である「ワッショイ」というお祭りの掛け声も、どうやら大阪の在日の人に言わせるとウリナラ起源らしいです。こういう祭りがあるとやはり大阪は「大阪民国」という言葉がこれほどしっくり来る事はない。大阪府には全国の都道府県で最多の15万人超の在日コリアンが住んでいる。

その大阪の在日韓国朝鮮人などが中心となって、古代朝鮮風のみこしが舞う「四天王寺ワッソ」が1990年より毎年開催されていたのだが、在日系金融機関だった関西興銀の破綻で2001年からの3年間開催不可能となり、2004年の「四天王寺ワッソ」は規模を縮小した復活開催だという。ちなみに大阪・天王寺区の「四天王寺」で開催されるわけではない。

で、古代朝鮮お祭り会場はこちら。のっけから「韓流&阪流や!HANRYU」というのぼりが並んでいて笑った。

会場の入口付近には各賛同団体の一覧が張り出されている。朝日や毎日はわかるが産経新聞社まで入っていたのは意外。

2004年四天王寺ワッソのポスター。


韓流スターも応援してるニダ!ちなみにこの年のワッソには韓国タレントのキム・ジェウォンが参加していたそうだが、どこに居るのかよくわからずに見逃してしまった。

「ワッソ」の開催には大阪を中心とした在日商工界の人々が協力しているわけだが、とりわけ大きく寄与しているのが青木定雄ことユ・ボンシク氏が会長を務めるMKグループの金融機関「近畿産業信用組合」だろう。破綻した関西興銀の業務を引き継ぎ、現在は普通銀行転換を目指して動いている。

「韓流&阪流広場」と名付けられた広場には、日韓両国の屋台料理が所狭しと並んでいる。せっかくだから韓国料理も食べていこうではないかといくつか試しに行ってみた。

ヘムルジョンゴル。海鮮鍋。海鮮はだしに出ているだけで身がほとんど入っていなかった。

トッポギ。韓国の餅(トック)を甘辛い唐辛子ソースで煮込んだものですね。これはまあまあ。

まさに、難波宮跡公園がそのまんま「鶴橋商店街」に変わってしまったみたい。
そうこうしているうちに、お祭り会場は騒がしくなってまいりました。

毎年11月頃に難波宮跡公園で開催される古代朝鮮祭。主催は大阪の在日コリアンが中心となっているのだが、大阪市や大阪府はもちろん、在阪企業の多くも開催に賛同している、随分とご立派な祭りなのだ。まあ、大阪らしいといえばらしいんだけどね。

そろそろパレードの準備が始まるようだ。とは言え、難波宮跡公園内のみでのミニパレードだ。船御輿など、大小の祭りの道具が舞台の前に広がる赤じゅうたんを中心に集まってくる。

大阪商銀が破綻する前までの「ワッソ」は、四天王寺から谷町筋を通行止めにして盛大にパレードが行われていたのだが、再開後はかなり規模が縮小されている。

祭りの道具もことごとく異国的なのだ。

ちょうど舞台の上でお祭りが始まったところだった。

かつて朝鮮に侵略した豊臣秀吉の居城・大阪城をバックに古代朝鮮祭り。歴史の因果か?
今ではすっかり大阪城天守閣も韓国人観光客でいっぱいになってます。

あのへたくそなお面は朝鮮伝統舞踊「タルチュム」のお面である。しつこいようだがどっからどこまで韓国。ここは日本だが日本文化の入る余地など微塵もない。しかし、この祭りが開催されている公園はそこらの公園とは訳が違う。

ほら、やってきましたよ。黒塗りの害戦車が。「難波宮を穢すなー!!」と拡声器で威嚇する。

古代日本文化の象徴的存在「難波宮跡」で古代朝鮮祭をやることに国粋主義者の右翼様が黙っておられないことでしょう。あまつさえ、壇の上で朝鮮舞踊を踊るような行為が黙って見届けられているだなんて愛国主義者の右翼様には耐えられない、と言わんばかりだ。

ところでこの四天王寺ワッソには、毎年おなじみの映画評論家、浜村淳氏が聖徳太子に扮して登場。しかし残念ながら見ることが出来なかった。この時ばかりはカムサハムニダ浜村淳である。

日本と朝鮮半島の文化交流。かの国の人々に言わせれば、日本の文化は中国から朝鮮に渡り、朝鮮から日本に渡ったものだと語る。今回は大阪の学校生徒とかもイベントに参加。天下の朝日新聞様の記事には「スタッフ400人のうち約8割を日本人ボランティアが占めた」と嬉しそうに報じておられる。

<追記>四天王寺ワッソ2007年版レポートはこちら


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