19世紀末、イギリスのエベネザー・ハワードが提唱した「田園都市」という郊外型ニュータウンの概念は、明治以降近代化を進めていた当時の日本の都市開発にも積極的に取り入れられた。首都圏では田園調布(大田区)や成城(世田谷区)や常盤台(板橋区)、戦後には東急による多摩田園都市の建設などが挙げられるが、特に関西では甲子園含む西宮七園(西宮市)や千里山(吹田市)などがあり、北摂阪神間に多いイメージがある。
ところがどっこい、お上品な郊外住宅地というイメージが到底思い浮かばない、泉州だか南河内だかよくわからない堺市の南海高野線沿線にもそのような「田園都市」として開発された街がある。堺市東区、南海高野線北野田駅近くの「大美野」という地域だ。南海難波駅から急行電車で片道約20分。通勤にも程良い距離感。
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【堺市東区】南海高野線北野田駅近く、堺が誇る高級住宅街「大美野田園都市」とは何だ|逢阪
19世紀末、イギリスのエベネザー・ハワードが提唱した「田園都市」という郊外型ニュータウンの概念は、明治以降近代化を進めていた当時の日本の都市開発にも積極的に取り入れられた。首都圏では田園調布(大田区)や成城(世田谷区)や常盤台(板橋区)、戦...