角田ファミリーも常連だった尼崎市杭瀬のDEEP過ぎる呑み屋街「五色横丁」を訪ねる

<1ページ目を読む

大阪市内以上に大阪テイスト満載な尼崎市の杭瀬駅前に残る戦後のドサクサ的盛り場「五色横丁」は今もDEEPな佇まいを晒している。乱立するスナックの看板に「佐多岬」だの「奄美」だの書いているのを見て分かる通り鹿児島・奄美出身者が非常に多い地域である。

狭くて小さな横丁ではあるがかなり胡散臭さ全開の趣きにいつの間にか取り憑かれてしまい路地をうろうろしまくっている。スナック街は単に一本道ではなくあちこち枝分かれした所にまで店が隠れていて思いの外ややこしい。

ところで例の大量怪死事件がらみで近所のアパートの床下に遺体が埋められていたM家の長男と李受刑者の母親が出会ったのはこのせせこましい路地裏横丁にあったスナックだった。人種があまりにDEEP過ぎて言葉が出ませんが。

路地に隠れるように存在するスナック。こりゃ地元民でも訪れる客層は非常に限られそうである。うっかりどこかに入ったりするとあの一味に知り合えそうで怖い。

モルタル塗りのボロアパート風スナック長屋の隙間に連なる夜の街。尼崎ピンク地帯の雄・かんなみ新地と負けず劣らずの如何わしさを見せている。昔はそういう営業もしていたのか?と思わせるに充分な貫禄あり。

…かと思ったら平屋建ての古い民家がそのまま残っていたりしてレトロさ際立つ五色横丁。傍らにはお地蔵さん。土着臭が凄まじい。

スナック街の路地は途中で左側に抜け道が現れ別の路地に続いている。真ん中に不自然な空き地があり近所の住民が勝手に植栽している。趣きは店舗兼住宅といった所。尼崎のどこでもそうですがやはり公明党ポスター多いです。

あまりに個性的過ぎる古びたスナックの玄関口。既に営業していないのか玄関にチャリンコ置かれたままだったりピースボートのポスターが勝手に貼り付けられていたり…

この左隣の店も戦後のカフェー建築みたいなセンスを残していて秀逸。店の名前も「淀」ですからね。淀川からはちょっと遠いけどこのへんの空気が淀んでいるのは確かだ。

本当に沖縄か奄美のスナックかよと思うようなブルーのペンキが一面塗られたカラオケ兼鉄板焼き屋。看板には「コンピューターカラオケ」の文字。カラオケがコンピューター制御だったのが珍しかった時代のものでしょうか。

五色横丁最奥部の脇道。最後の最後までびっしりスナック街でした。路地の二階部分が互いに張り出していて殆ど陽の光が当たらない仕様。

来た道を振り返るとなかなかの威圧感。杭瀬の街もかなり高齢化激しい老人タウンだけど夜の盛り場はまだ終わってはいない。

ちなみに五色横丁を外れて駅前の通りを歩くとこんな居酒屋もございますよ。さすがタイガース基地外度数最高の尼崎市内だけあってベタなタイガース居酒屋「寅吉」。外装もしっかり黄色と黒で統一されてます。

ずらりと並ぶ提灯も全部野球のボールになっていて選手とかの名前が書かれていたりするのだが…

「讀賣って…


The following two tabs change content below.
DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。
トップへ戻る
Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.