【東大阪市】既にチャイナ団地化が始まっていた「鴻池新田の府営住宅」を見物する

大阪市の東隣、中小零細企業の町工場がひしめき合う街「東大阪市」の最も北西部に位置する街、JR学研都市線(片町線)「鴻池新田」…このマイナーな街のネタだけで四連発かましてしまいましたが、その最後の一区切りとなるのが、この街にも多数存在する「府営住宅」のお話。

鴻池新田駅周辺にはいくつか府営住宅がひとかたまりになっている箇所がある。駅東側の商店街・フレッシュタウン鴻池の途中にある「東大阪鴻池住宅」しかり、その先の「東鴻池住宅」、さらにその近くで大東市側にある「大東朋来住宅」しかり、枚挙にいとまがない。

よくよく鴻池新田周辺の地図を見てみると、このエリアは東大阪市と大東市、それから大阪市鶴見区と門真市といった市境がひしめき合っている。どこを見回しても町工場が点在する中で市営住宅ないし府営住宅が多数立ち並ぶ、雰囲気の宜しくない住宅地が広がっている。

中国人朝市にもチャリで行ける鴻池新田の府営住宅

もうひとつ、フレッシュタウン鴻池商店街のすぐ南側の中鴻池町三丁目には高層棟がずらりと並ぶ大規模府営住宅「東大阪中鴻池住宅」の敷地が広がっている。言うまでもなく低所得者層向けの住宅だが…

比較的真新しい佇まいの、整備状態の行き届いた府営住宅ではあるが、ここも団地のベランダをよーく観察してみると“分かる奴には分かる”、とある物体がドデーンと掲げられているのが見られるはずだ。

そのブツとは、個人の家のベランダに置くにはあまりにも不釣り合いな程にどでかいパラボラアンテナの存在。それも一つ二つどころではなく、五つも六つも見かけられるわけだ。これは当サイトの読者であれば改めて説明するまでもないだろう。中国人住民が中国本土からの衛星放送を受信するために設置しているものだ。

鴻池新田や住道あたりの府営住宅は大阪市鶴見区の中国人朝市から比較的近い土地柄であるためか、前々から言われていた門真市の門真団地や三ツ島住宅だけに留まらず、近年はこのあたりにまで中国人住民がやたらと増えているようである。

門真市を中心に人口を伸ばしている中国人住民も、元はと言えば中国残留孤児の子孫の帰国と自立支援を大義名分にしたものであるが、実際にはどこまで残留孤児の当事者の実情に沿っているのかなんて判断が付かない。

中国から親類縁者を呼び寄せて住環境の良い日本に移住したはいいが、言葉の壁などで就職もままならず、結局は生活保護に頼らざるを得ず、府営住宅から抜け出せないというオチが見えてくる。日本の重すぎる“戦後処理”の一つの現実である。

府営住宅の南側を流れるドブ川沿いを歩くと…

そんな府営住宅がそびえる中鴻池町の南側を流れる川。下流で寝屋川と合流しているが、生活排水が年がら年中垂れ込んでいるせいかちょっと臭う。そんな川を眺めていたら通りすがりの原付バイクにまたがってやってきたオッサンに「あっちの方に鳥がおるで、鳥」などと唐突に声を掛けられた。土地柄でんな…

水面ギリギリのところで掛かる危うげな橋。大雨が降ったらどないなるんですかここ。水の流れが淀んだ橋の付近にはゴミが溢れていてより一層キッツイ臭いが漂っている。

そんな川沿いには「清風温泉」という昔気質な佇まいの町の銭湯もございます。鴻池新田住みの土着民の間ではまだまだ銭湯の需要が健在なのか…と思ったが、とうの昔に廃業してしまっていたらしい。

川沿いにはいつの時代のものか判別不明な、非常に汚らしいどこぞのテレクラの電柱広告ビラ。ガラの悪さでは定評のある東大阪市なのでしょうがない。

府営住宅の北西側、鴻池交差点の北東角には場違いなほどにご立派な洋風建築がそびえていて何事かと思いましたが「鴻池学園」という私立の幼稚園のようでした。しかしこの鴻池という字面、何度も「籠池」と空見してしまうんですが、当方だけの現象なのでしょうか。


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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。
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