阪急電車に乗って大阪一胡散臭い下町「十三」へ (8) 十三ミュージック

阪急十三駅東口の駅前商店街を抜けて、その先をどんどん歩いて行きましょう。チャリンコのオバチャンが行き交う下町風景が続いております。さすが大阪だけに行き交うババチャリを見物していてもひったくり防止カバーと「さすべえ」着用率の高さは安定しとりますな。この先に「十三東本通商店街」というアーケードのない商店街がある。

東本通商店街は十三駅の東側から十三小学校前を経て隣の木川本町商店街の前まで伸びる全長400メートル程の商店街。ややくたびれた感があるのが良い。有名な「十三ミュージック」へはこの商店街を抜けて行く事になる。駅からめちゃ遠いんですよ。

さすが十三だけあって、東本通商店街では毎月13日「十三の日セール」開催中らしいです。この辺は如何わしい要素も少なく健全な下町商店街の佇まいとなっている。

そんな商店街を歩いていると何やら建築用足場が張り巡らされた怪しげな店舗が目についた。店の周りも生活用具やガラクタが乱雑に置かれていて、ちょっと電波系ですかね。近寄りがたいオーラを放っている。

店の玄関口。古びた開き戸の中にもガラクタらしき家財道具が積まれている。「酒はノマヌ タバコはスワン」と書かれていてそれは良い心掛けだと思うんだけどわざわざ店の玄関口でアピールするような事ではないと思う。

謎めいた言葉が羅列されている電波なお店、「十三東ミニ療養所」の張り紙が。これが店の名前なんだろうか。一体何の療養所なのか分からないが、実は客ではなく店主が療養しているのかも知れない。

ちなみに5年くらい前にここを通りがかった時は、もうちょっと店らしい佇まいをしていた。「物がヤスイヤスイ」「品モノヤスイヤスイ」と呪文のようなアピール。やはり電波チックだ。しかし相変わらず何屋なのかさっぱりわからない。

十三駅東口からとことこ商店街を抜けていくとさらにその先に「木川本町商店街」というのがある。一体どこまで商店街が続いているのだ。

それにしても、商店街のアーケード真ん前にブルートタンで目隠しされた怪しげな一画があり、やたら目につく。手前にある十三東本通商店街からの動線を塞ぐようにあるので、なおさら気になる。

 

勝手口のような佇まいの扉がトタンバリケードにぽつんとあるので近づいて見てみたら…共同墓地でした…ほな、ぼちぼち商店街の方にいこか。

木川本町商店街、駅から少し離れているせいかやや寂れた感が否めず、買い物客も老人ばかりでさっぱり垢抜けない。こんな場末の商店街にもアーケードがわざわざ付いているのが関西らしいんですが。

そしてこういう旧態依然な商店街だからこそ見られる、どうにも立ち入りづらそうな喫茶店もしっかりある。「ビーフ ド カレー 代四〇〇円」のお品書きも脱力感を漂わせていた。フランス語でもなんでもないのに、真ん中の赤文字の「ド」は何を思い出して付け足したんでしょうか。

全長100メートル程しかない木川本町商店街のアーケードを抜けた先に、名門「十三ミュージック」は存在していた…が、時既に遅し。取り締まりを受けて廃業、店の前を通りがかったら、まさに後片付けの真っ最中だった。

しかしアーケードの出口には子供の溜まり場となりそうなおもちゃ屋まであるという…目の前がアレなんですが大阪市民の基準では全然問題ないようです。昔も今も大阪の子供は最高の住環境で逞しく育てられるのだ。

それどころか子供の遊び場となりそうな乗り物コーナーまでありまっせ。昔おもちゃ屋の軒先でよく見かけた、10円か20円入れるとガクンガクン動く昭和な電動遊具である。デザインが新幹線なのは、やっぱり新大阪駅が近いからでしょうか。

子供の乗り物と共産党ポスターのコラボレーションが見られる大阪らしい下町風景がそこにはありました。まあ、遊んでいる子供は全く居ないんですが。

かつての大人の遊び場はというと、劇場内の備品が持ち出されて色々作業中でした。これが最後の姿になるとは。現在は大衆演劇の「木川劇場」として新たな人生を送っています。もしかするとお忍びでやってきたエアロスミスのボーカルもここに立ち寄ってガッカリしてたんだろうか。

ここまで来ると阪急十三駅から結構距離がある。そのまま歩いて西中島南方駅まで行ける距離にあるので、案外新大阪あたりも近かったりするのだ。確かにこの辺なら忙しい出張帰りにもふらふら来れますね。この街にはもう大衆演劇場しかないけど。

阪急電車 片道15分の奇跡 [DVD]
ポニーキャニオン (2011-10-28)売り上げランキング: 10,025
武田薬品工業 アリナミンV トク 50ml×10本
ハウスウェルネスフーズ 売り上げランキング: 2,129
小便小僧ドリンクディスペンサー
ノーブランド 売り上げランキング: 271,519
トップへ戻る