【尼崎市】工業都市・阪神尼崎駅前の「神田新道」とその周辺のいかがわしい歓楽街(2011年)

前回のトラキチ商店街探検から2年ぶりに再びやってきた阪神尼崎駅。大阪市に隣接していながらなぜか兵庫県に属していて、梅田から電車で5分という異様な近さの割にはこの街の事をよく知らないでいるのはもったいないので、今度はじっくり時間を掛けて回る事にした。

商店街の入口から既にパチンコ屋だらけでDQNっぷりをまざまざと見せつける尼崎クオリティだが、そこから外れた駅前の路地裏あたりもかなり胡散臭い。

全体的に歓楽街的要素が強いのが阪神尼崎駅前の一帯だが、駅前広場に隣接するこの路地は飲食店よりもむしろ風俗店の方が多い。ピンサロっていうか「ぴんくぱんさぁ~」という店名です。「さぁ~」の部分は何でしょうか、店長は沖縄の人なんでしょうか。確かに沖縄出身者は尼崎には多いけど、いずれにしてもピンクピンクしています。

ピンサロと隣接して、これまたどう見てもアッチ系にしか見えない胡散臭げなエステ店まで。60分1万円とはマッサージにしては随分高額。回春マッサージとかですかねやっぱり。

しかもそこに隣接してさらに胡散臭い雑居ビルがある。地下フロアにはそのものズバリ「アダルトショップ」の店舗が。のっけからピンクタウンっぷりを発揮している。

階段を登っていった先もなんだかアダルトな香りが漂う世界となっております。テナント一覧を見てたら一発で分かる。ほぼ風俗ビルじゃんここ。

「ファションマッサ トラの娘タイガース」なんて名前の店がありますよ。実にトラキチ尼崎らしいネーミングですね。どうでもいいけど小さな「ッ」が抜けてる。

昭和の高度経済成長期に地方から集まった労働者によって発展した工業都市尼崎だが、基本的には大阪市、堺市の湾岸地域をひっくるめた阪神工業地帯の中心的都市といった方がイメージ的にはしっくり来る。関東で言ったら、川崎みたいなもんだな。風俗店とチンピラだらけなのも一緒だし。

そういう訳で繁華街もひたすら低所得者層向けに特化している感じでどこまでも庶民的かつ下品なのは言うまでもない。これから尼崎のそんな素敵な街並みを嫌というほど見ていく事になる。でもこの路地、ピンク系の店以外は軒並み廃墟ぶってますね。

むしろソッチ系の店まで潰れてシャッターが閉まったままの所もちらほら見かけられる。下半身タイガースも成績不振といった所だろうか。大阪市同様生活保護率の高い尼崎市民の懐は寒い。

路地を抜ける手前までまんべんなくピンクゾーン。ここにもピンサロらしき怪しげなお店が一軒ございます。隣はパチンコの景品交換所になっているがどうも様子がおかしい。

正面に回ると潰れてしまったパチンコ屋の廃墟だった。テナント募集中の張り紙がそこかしこに貼られている。ビンボー人ならではのこの商売も尼崎では濡れ手で粟という訳にはいかないんですね。

今度は中央商店街アーケードの一本北側を並行する神田新道に入っていく。神田新道もまた同じく貧民層向けの歓楽街といった所でのっけからパチンコ屋ばかりが目立つ通りとなっている。言わば尼崎の新世界的な繁華街で、昔は労働者のオヤジの姿で、そして今では生活保護受給者の老人の姿で賑わっている。

さすが尼崎だけあって貧民による貧民のための「1円パチンコ」絶賛稼働中。無駄にド派手なパチンコ屋があっちこっち朝っぱらからジャンジャンバリバリ音を立てているのが神田新道の日常風景。

どこを見回しても「パチンコ屋しかない」としか表現出来ない神田新道の街並み。こっちはややクラシック気味なネオンサインが特徴的な「パチンコ阪神」。一時期の野球と一緒で負け続きで万年最下位という事にならなければいいけどね。でも尼崎には虎のおばちゃんが守り神についとるから大丈夫やで!

神田新道をどんどん西に向けて歩いて行く。またもう一軒スロット専門店が。飲む打つ買うしか娯楽がないけどしょうがない。ちなみに競馬も競艇も尼崎市内にある。園田競馬場に尼崎競艇場。あとは阪神競馬場も近い。尼崎は関西屈指のギャンブル天国である。

その他目立つ店と言えばゲームセンターとか水商売系とかそんなのばっかり。ただ神田新道に限ると風俗店はやや控え気味となっている。一見無秩序に思えるけどきちんと棲み分けされてるんでしょうかね。

そんな神田新道周辺の路上には悪質な客引き、いわゆるボッタクリバーへの警戒を促す警察の立て看板があちらこちらに並べられている。この風紀の悪そうな街並みを見て分かるけど普段からよっぽどアレなんでしょうな。

神田新道からさらに一本北側の通りには大衆演劇の天満座もございます。日本の大衆演芸場も絶滅危惧種の一つではあるが尼崎に生き残っているんだから、この街にはガチな下町文化が根付いていると言えよう。

そこからさらに西側へ。すると今度はニダアルヨ系の店が増えてくると同時にまた胡散臭い店も現れ始める。古い酒屋の建物に紛れて赤と緑の原色系の壁が目立つ「上海物語」という名前の店は中華料理屋かと思ったが違った。ピンサロだった。

この付近には韓国系の店が非常に多い。元から尼崎市は在日コリアンが多いがそうではなく今里新地や島之内あたりで見られるようなニューカマー系の店だ。

端から日本人相手してないニダと言わんばかりのハングルしか書かれていない韓国料理屋も。東京の新大久保には敵わないが関西も散発的にホットスポット増殖中。

怪しげな雑居ビルの中にも韓国式エステ店舗があれこれと入居してるニダよ。常々申しておりますが尼崎は兵庫県ながら完全に大阪民国領土であります。


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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。
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