【尼崎市】工業都市・阪神尼崎駅前の「神田新道」とその周辺のいかがわしい歓楽街(2011年)

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パチンコ屋だらけの神田新道と大衆演劇天満座のある通りの間に雰囲気のよさげな居酒屋横丁が残っていた。こういう空間を見つけると無駄にはしゃぎたくなるのが人情ってものである。それは赤線地帯の成れの果てなのか、詳しくは知らないが。

通りの入口に立つと案の定な感じのスナック看板だらけの密集地帯が視界に飛び込んでくる。わずか50メートル足らずの小さな路地裏酒場横丁だが「OS通り」というれっきとした名前がある。

「OS通り」という名前を聞いてストリップ劇場を想像せずにいられない。九条OS劇場あたりが現役で有名だが、関東にも新宿・蕨(埼玉)・石和(山梨)にもOS劇場と名乗るストリップ劇場がある(新宿OSは既に閉鎖)。ちなみにOSは「大阪ストリップ」の略とされる。

横丁の名前の元となった尼崎OS劇場はかなり前に閉鎖してしまって存在しない。しかし尼崎にあったOS劇場って、どうやらストリップじゃなくて普通の映画館なんですね。すっかり勘違いしてしまった。かなり紛らわしいけどオーエスという映画館運営会社もあるのだ。

OS通りの他にも神田新道周辺にはごちゃごちゃした路地裏横丁が複数ある。風俗ギャンブルに留まらず飲食店、とりわけスナックの充実っぷりも凄い。下手な大阪市内よりもよっぽど栄えている。そういえば尼崎名物・全身タイガース姿のトラのおばちゃんの本職もスナックのママだった。

再び神田新道に戻って西側に歩いて行くと随分ギラギラしまくりなお水系テナントビルが現れる。香港エステサロンとやらの意味深な女性の写真つき看板が気になる。

テナント一覧を見ると別にどうってこともない普通のスナックばかりなのだがビル会社の自己主張が妙に激しい。志ビルって大阪市内にもあちこちありますね。

独特の青看板だらけのテナントビルの中で特に目を引いたのがこれ。

「お水の大学 スナック学科」なんだこりゃ(笑)

どうやら志ビルの運営会社が自らスナックママを育成する教室をやっておられるらしいです。へえ…よく見ると警備会社まで自社持ちっぽい。逞しいですね。

付近にはニダアルヨ系な怪しいマッサージ屋が他にも沢山看板を並べてスケベなオヤジ客に熱いフェロモンを送っている。韓国風か中国風か、それはあなたのお好み次第。っていうかそれ以外がないんだけど。タイ古式はないの?

いちいち説明するまでもないがこんなモロなお姉さんの看板を掲げている店なんて実に分かりやすい。めくるめく欲望の宇宙、オッサンパラダイス尼崎!ホンマおもろい街や!

阪神尼崎駅前神田新道の北側、大衆演芸場「天満座」などがある裏通りも、結構ピンク系の店が多くそれなりにいかがわしい光景が見られる。この界隈はニューカマー系韓国人が増えているらしくハングルしか書かれていない韓国料理屋の看板がちらほら見られたりするのは以前お伝えした通り。他にも色々怪しい風俗店が軒を連ねている。

天満座の斜向かいにも無料案内所と同居してソッチ系の店が立て続けに2軒。誰でも乗せちゃう日本人の尻軽女の蔑称(家田荘子が広めたんだけど)をわざわざ店名にしているイエローキャブは閉鎖されて建物は売物件に。

元々別の店名でやっていたのがバレバレなネオンサインの看板がシュールなこちらのお店もこれまたピンサロ。系列店らしく周辺に複数店舗がある。

OS通りの入口近くにあった店は看板の文字が不自然に消されている。何て書かれてたのか気になりますなぁ。

昭和のレトロな盛り場の風情がそのまんま残る古いお水系ビル。年代的には京橋グランシャトーや千日前味園ビルと大差ないか。しかし入っている店が「国際サパーラウンジ釜山港」だもんな。オールドコリアンな感じであります。そして1階部分は別の風俗店が入居しているというカオスな有様。

釜山港の入口左側の「熟女・人妻・若妻専門」も店の名前が不自然に消されていた。この業界ホント訳が分かりません。表現が条例にひっかかったとか?

天満座から裏通りを西側に進んで韓国料理屋の入居するマンションの前のT字路を入るとその先には連れ込み旅館の名残りっぽいものや、成人映画館「パレス座」の建物がある。垂れ幕には「個室ビデオ」の文字も。

成人映画と個室ビデオルームを兼業している映画館だが、昔はゲイのハッテン場としても栄えたらしくネット上でその手の書き込みが見られる。今は堂山町に集約されてさっぱりらしいですけどね。

なんとも際どい成人映画のポスターの真ん前で子供達がキャッキャと遊んでおられました。尼崎育ちの子はさぞかし丈夫に育ちそうである。散々大人の汚い部分ばかり見て育つんだから、なあに、かえって免疫力がつく。

しかも同じビル内にはこれまた露骨なイラストのピンサロ店舗がありました。今にも新幹線を食べちゃいそうなパックマン(女の子風)。大人にしか意味が通じないだろうなぁこれ。


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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。
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