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相変わらず異国過ぎてヤバい!再訪・大阪鶴見の中国人朝市2013

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大阪市鶴見区安田の中央環状線沿いの一画に、毎週日曜日朝だけ開かれる「中国人朝市」の存在については当サイトでは以前から取り上げてきた。近くの門真団地や関西一円から中国人残留孤児の子孫や在日中国人が大勢集まりカオスな状態になるこの朝市、近隣住民とのトラブルを起こしながらもかれこれもう20年くらいは続いている。2013年春、この中国人朝市はどうなっているのか確かめに再訪した。

日曜日の朝に鶴見区の最果てまでわざわざやってきましたよ。場所は中央環状線安田東交差点の北側一帯。最寄り駅は地下鉄長堀鶴見緑地線門真南駅か、JR学研都市線鴻池新田駅のどちらかになる。周囲にはツタヤやマクドナルド、それにコンビニなどがあってそれぞれ駐車場も完備されているが、この日にやってくると駐車場には警備員が付きっきり。無論これは中国人買い物客の無断駐車を阻止するためだ。

試しに近くのコンビニに立ち寄ってみたのだが入口から既に「中国朝市に行かれる方へ」と書かれた注意書きの張り紙で牽制入っておりました。コンビニで買い物しても中国人朝市に行く為に駐車するのはあきまへん。

ついでにコンビニでトイレ借りてみたけどトイレの中まで中国語で注意書きが書かれてあるという始末だ。かねてから駐車場問題は深刻で近隣トラブルの元になっていたが根本的に何ら解決されていないようだった。ちなみに最寄りのコインパーキングを探したが、500メートル程離れた所にしかない。

…んで、中国人朝市は健在なのかどうか、問題の中環沿いの歩道を歩いて行く事にする。最初にここに来たのは2004年の事だ。デイリーポータルZの記事を見て「これはやばい」と思って来たんだった。日テレ系列のザ・ワイドで放映されて知名度が急上昇したのが2006年、その後警察の取締が厳しくなり朝市の規模が大幅に縮小したのが2007年。当初から一番迷惑を被っていたと思われる「ふくちぁんラーメン」は当時のまま健在だ。

鶴見区の中国人朝市を眺めて足掛け10年目、ふくちぁんラーメンを過ぎた先の問題の場所に近づいて参りました。いやー、まだバリバリ現役でやってるって。凄いな。相変わらず買い物客も多いし賑わってます。ちなみにこの辺だけ鶴見区じゃなくて住所が大東市諸福になってる。市の境界線がいびつなんです。

で、買い物客はどこに車を停めているかというと相も変わらず目の前の車道に路駐なのである。やはり駐車場問題は全く改善の兆しはないらしい。このへんの地主もコインパーキングでもやれば小遣い稼ぎになるのに、やらないという事は基本追い出したいモードなんでしょうか。未だに。

しかし当初からあった明らかに違法な露店の数々は鳴りを潜めている。露店の商店主達はそれぞれ国際電話カードとかはともかくタバコとか海賊版DVDとか売りまくっていた時期もあったが、今回訪問時、そのような怪しげな露店は見かけなかった。中国人朝市で最も人が集まるのがこちら「華龍貿易有限会社」(現在は華龍商事株式会社)の店舗前。揚げパンとか中華饅頭とか屋台料理が一杯並んでいてマジで中国です。

華龍商事のホームページによると同社は1997年から当地に隣接する大東市諸福で中国焼き鳥店を開いていて、2005年から当地に移転し店を開いている。中国人朝市問題がマスコミ報道され表沙汰になった後、2008年には店舗面積を拡大して店内にイートインスペースなどを設置している。

相変わらず肉類は内臓がパーツごとにくっきり形が残った状態で路上に発泡スチロールごとベタ置きされて売られているんですね。路上で屋台料理を食い散らかすマナーの悪い中国人の姿は、見た感じでは当時より減っている。店内で販売されている豊富な中国食材はもとより本場そのまんまの屋台料理の数々は在日中国人達にとっての「故郷の味」である。

ひとまず今回は腹も減っていたし朝っぱらから屋台料理を食べまくる事にした。まずは中国人の朝の食卓には欠かせない揚げパンから行きましょう。左のネジネジしたやつが「麻花」(マーホア)で右が「油条」(ヨウティヤオ)。結構でかいけどこれ1個100円ですぜ。油条は本来ならちぎって中国粥に浸して食うもんだが粥の販売はなかったので、そのままバリボリ食った。油っぽいだけだな。やはり粥に漬けないと。

せいろに大量に並べられていた中華饅頭も1個100円で購入。サイズはやや小ぶりで一口大といった感じでしょうか。お味の程は、551蓬莱の豚まんがスタンダードで味にうるさい大阪人からすれば…まあ言わないでおこう。華龍商事の店員は割と日本語が通じる。別に怖気づく事はない。普通に買い物しましょう。

さらにお持ち帰り用の「豆腐脳」も200円で購入。厚めのビニール袋にどっぷり入れて渡されてしまいました。おおよそ日本らしくないスタイルである。しかもずしりと重い。1キロくらいは余裕である。コストパフォーマンスの高さは特筆すべき。門真団地辺りに住んでる生活保護受給者も毎朝豆腐脳を食って生活すれば家計も楽になるだろう。ところでこれ1個で利ざやは何円くらいになるんだ。薄利多売だよな。

一旦宿に戻ってから開けて食ってみた図。豆腐脳も北京の朝の食卓の定番ですな。買った時に一緒に付けてもらった発泡スチロール製どんぶり二杯半分になった。本来なら家族で小分けにして食うもんだろうが…食い終わった後に、さっきの油条をこれに漬けて食えば良かった事を思い出した。やはり勝手が分からん。

まだまだ食欲は収まる所を知らない我々取材班。今度は華龍商事の店舗脇で営業している怪しげな焼き鳥屋を発見。しかも凄く大雑把な作りである。さすが中華クオリティ。しかしよく見たらこれ焼き鳥じゃありませんぜ。中国東北料理の代表格「羊肉串」でっせ。これも小ぶりながら1本100円とお値打ち価格なので食ってみる事にした。大阪では島之内の「故郷羊肉串店」でも食えるけど、屋台で出してるのは恐らくここだけだ。

羊肉串を焼いてるオッサンオバハンはどうも言葉が中途半端にしか分からないらしく日本語と指差しだけで購入。やはりこれは羊肉串だ。香辛料やクミンなどがどっぷり掛けられていて、食べるとスパイシーで香り高い。傍らではこれをつまみに缶ビールを朝っぱらから飲みながら目の前の携帯テレビの中国映画を見て談笑している中国人オヤジグループがいるという異国っぷり。何を話しているか、北京語を勉強せんと全然分からんわ。

 

華龍商事と並んで中国人朝市において二大役者の一つである「スーパーはまや」にも寄ってみた。やはりここもただのスーパーではない。中国人向け食材ばかりが売られていて素晴らしい。シャンツァイ(パクチー)だってこんなにてんこ盛りで200円とかですよ?普通のスーパーにはまず置いていないのでアジア食材をお求めの方には大変お勧めとなっております。

中国ではポピュラーな食材である干し豆腐なども売られている。しかしお値段異常過ぎて笑いが止まらない。キムチ1キロ180円とか一体どうなってんの。スーパー玉出や業務スーパーどころのレベルではない。

賞味期限切れ「コクがじまんの欧風カレー」なんと2キロも入っててたったの200円。東京亀戸のモッタイナイ商品棚でお馴染みのサンケイスーパーもビックリの価格設定。何もかも豪快過ぎます。

そしてお約束の「豚の頭」もしっかりビニール包装されて販売中でした。

  

なお、「はまや」に売ってるキャベツはただのキャベツじゃありません。「キヤ別」です。北海道か北方領土のどっかの地名かよ…ってあれは留夜別でしたね。

…という訳で相も変わらずのパラレルワールドっぷりが展開されていた大阪鶴見区の中国人朝市。毎週日曜日、元気でやっているので近くまで来たら立ち寄ってみましょう。駐車場は近くのコインパーキングへどうぞ。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。
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