【現存せず】滋賀の裏名所・雄琴温泉にある「スーパーミュージアム タイムマシーン」とは何だ【千葉真一】

今回、滋賀県大津市の「雄琴温泉」の街並みを見るべく訪れた訳だが、たまたま目的の場所に隣接してとんでもなく電波全開な怪しい物件があったので、ついでに紹介しておきたいと思う。

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それはどう見ても潰れたパチンコ屋を改装したようにしか見えないDQN臭全開な風貌を持つ個人所有の謎の博物館だ。玄関上には「世界お宝博覧会」と書かれた看板と統一感のない彫像が4体並べられている。さらにその隣には「鎌倉御殿」…なんとも香ばしい組み合わせのロケーションもそそられる。

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恐る恐る謎の博物館に近づいてみると横断幕には「昭和時代をまるごと体験」とのフレーズが。いかにもな観光地にありそうな、いかにもそうな博物館の匂いが漂ってくる反面、その個性の強烈さが端から違う。

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その名も「スーパーミュージアム タイムマシーン」!!!!

どこから見ても悪趣味なパチンコ屋にしか見えなかった訳だが、この時点で腹筋崩壊である。雄琴には何か怪しいものを呼び寄せる引力でもあるのだろうか。

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玄関付近に置かれた看板には「5つのテーマがひとつになった世界初の美術館」との触れ込みもある。ある意味世界初というか世界唯一とも言えるテンションだが、博物館とやらの外壁に描かれた意味不明なセンスの絵とセリフの数々も、いちいち脱力させてくれる。

「みんないらっしゃい!!」「なかなかないよ…」

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謎の電波放出しまくりの絵画の数々。もうとにかく凄いという事を主張したいらしいが具体性がなく見る者を混乱させる魔力を漂わせている。

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「みんな元気になるよ」…とどこぞの妖怪がニンマリ。怖すぎる。

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ともかく一貫したテーマは「昭和レトロ」だそうで、玄関口のレトロスポーツカーが大事に陳列されている辺りには「昭和の想い出がすべてここにあります」の文言も。しかしそれにしても建物全体から放たれるこの形容し難い異様な雰囲気は何なのだろう。

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よく見たらマリリン・モンローの偽者っぽい微妙な顔つきのププッピドゥな女性が突っ立っていたりとかなり意味不明だ。

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壁を突き破って上半身を覗かせている笑ッテナイせぇるすまんは喪黒福造の偽者だろうか。もう何が表現したいのかさっぱり分かりません。

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おおよそ理解不能なイラストとともに「期間限定だよ」の上の文言が不自然に消されている点を見て怪しいと思って調べたら、どうやら「8月31日までの」という文字が消された跡だった。

どうも2008年にオープンして当初は期間限定でやるつもりだったが今でも営業しているような雰囲気だ。

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で、年末年始に訪問したせいか残念ながらミュージアムは閉館日。結局外観だけ見て「何なんだここは?!」と気になってしょうがなかったのだ。

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後で知った事だがここは俳優の千葉真一(現・JJサニー千葉)が個人所有する総額100億円と言われるコレクションを展示している施設だった。道理でブッ飛んでると思ったらそういう事だったのか。

ネタがネタだけに是非とも小枝探偵に取材してもらいたい強烈な「パラダイス」だが、既にスーパーミュージアム・タイムマシーンの館内に入った方のレポートがあったので詳細はこちらを読んでもらった方が手っ取り早い。我々は外観だけでお腹いっぱいになりました。雄琴ってヤバイわ色んな意味で。

<追記>「スーパーミュージアム タイムマシーン」は結局中に入れずじまいで閉館してしまいました。JJサニー千葉さんは2011年に芸名を再び「千葉真一」に戻し、芸能活動を続けておられるようです。


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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。
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