新型コロナウイルスの日本国内における感染拡大が止まらない事を受けて、遅まきながら4月7日の夜にようやく発令された「緊急事態宣言」。その対象として東京都とその周辺3県(神奈川・埼玉・千葉)、福岡県、そして関西では大阪府と兵庫県が含まれている。もはや今は“戦時中”さながらの様相を呈してきた。「欲しがりません勝つまでは」ではないが、パチンコ店だとかスナック・クラブだとか、娯楽産業・風俗業界でも自主的に休業する店舗がいよいよ増えてきた。
特にこの流れに敏感に反応したのが、現代日本に現役で残る“最後の遊郭”などと言われる、大阪市西成区山王に160店舗もの“料亭”を束ねる「飛田新地料理組合」だった。3月31日の時点で日本政府の緊急事態宣言発令後に自主休業をする旨を内外に告知していたが、動きの遅い政府にしびれを切らしたのか4月3日の夜からいち早く全店休業を開始している。
しかし大阪府と隣接する兵庫県尼崎市には飛田新地同様の営業を行っている「料亭街」が他にも数カ所ある。それが現在どうなっているか、一番手である飛田新地も含めて、現状をまとめておいた。
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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。
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