湖東随一の遊郭跡・八日市「延命新地」と商店街を歩く (2)

西武グループ堤一族を生んだ近江商人のふるさと滋賀県湖東地方の中心都市・八日市にやってきた我々取材班。延命新地遊郭跡を見に来たつもりが隣の寂れた商店街が気になってしょうがない。

遊郭跡は後の楽しみに取っておいて、もう少しの間商店街をうろついてみる事にする。本町商店街のアーケードは途中で「ときわ通」という別の商店街が枝分かれして伸びていて、より一層寂れ具合が凄くなる。



おばあちゃんしか着そうにない地味な服しか置かれていないレトロな洋品雑貨「馬嶋屋」。

洋品店の店先にあるショーケースには場違いにマダムなマネキンが立ちすくんでこちらを睨みつけていた。エイトカードただいま会員募集中らしいです。八日市の「八」でエイトなのは言うまでもない。聖徳太子の時代から毎月八の付く日に市を開いていたという地名の由来があるそうで。

ときわ通にあるペットショップの廃墟。戦後のモダンな佇まいを残しながらも店内はもぬけの殻。テント屋根に残る手書きの店名も「松岡ペツトシヨツプ」だし…

このときわ通の脇道から商店街の裏側を眺めるとまた香ばしいんだなこれが。

なんだかバラック同然の建物が連なっているではないか。商店街の表側からでは気が付かなかった風景である。どの店も軒並み廃墟化してるんですが…

さっきの「松岡ペツトシヨツプ」の裏。この店もいつ頃まで営業していたのだろう。売られていた犬猫もいずこへ…まあこれ以上は目ぼしいものもなかったので本町商店街に戻りますか…

ところで気になるのが本町商店街の中でも一際存在感を見せる蛍光色のポップがベタベタ店の前に貼り付けられたド派手な居酒屋・お食事処「カツ」。前を通るだけでも食欲をそそられる佇まいである。全体的に元気のなさげな商店街だが、その中でも妙に勢いを感じる。

この「カツ」の建物も随分と年代物だ。ここからアーケードを外れてやけにそそられる脇道が伸びている。気になるので入ってみましょうね。

するともうそこが延命新地の区画となる。もはや廃墟化した妓楼やスナック店舗などが見られのっけから廃テンションなのだが…

妓楼の廃墟を見ると二階部分の窓ガラスが割れていて中の障子紙が破けたふすまなどが丸見えになっていて非常に生々しい。うわあ…

向かいのスナック長屋も軒並み廃墟化しまくり。かなり前に廃業したっぽい「雀荘グリーン」の玄関口は雑草が伸び放題になっていた。

隣の店もまんべんなく廃墟である。玄関扉の板張りが剥がれてしまっている。地主の方が「ゴミ捨てるな」と怒っておられます。

さらに隣には美好食堂という街の大衆食堂もあったようだがこれも廃業して建物が廃墟のまま放置プレイである。それにしてもこの廃墟率の高さは不気味過ぎるぞ。

凄まじく年代を感じさせる美好食堂の看板だけが残されていた。遊郭現役時代から長く続いていたのだろう。ちなみにこのスナック長屋の建物自体も元妓楼だったらしい。

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