令和のニッポン社会、どうも急速に事が進みすぎて年寄りが混乱してしまいがちなのが乱立気味の電子マネーというやつの数々。PayPayや楽天ペイだとiDだとかの「キャッシュレス決済サービス」もあれば、ライフや平和堂やバローなどの食品スーパーが独自に導入しているプリペイド型の電子マネーもある。小銭要らずでアラ便利、しかもポイントも付くのね!と“賢い主婦”を気取ってお気軽に利用しちゃっている方々も決して少なくはないが、一方でそのような電子マネーがらみでとんでもねートラブルが起きている事例もある。
京都府・大阪府に4店舗を展開していた食品スーパー「ツジトミ」が2022年10月1日、突如として倒産。パッタリ営業を辞めてしまい、昨日まで普通に営業していたはずのスーパーの入り口には無情にも“破産”の通知の張り紙だけがペタリ。このスーパー、たった4店舗しかなかった弱小企業であったにも関わらず独自の電子マネーを導入して利用者がポイントチャージしまくっていたのだが、突然“夜逃げ”したものだから大騒ぎ。
とりわけ京都府京田辺市、近鉄新田辺駅東口の商店街にある「ツジトミ京田辺店」の前ではスーパーにポイントぶんのお金を持っていかれたままの客が集まって怒りをぶちまける様子が全国ネットで報道される始末。前日まで普通に買い物に来ていたのに、次の日にはもう“おしまい”。地元のおっちゃん、めちゃ怒ってはります。ああ悲惨、まさかのまさか…である。
そんな笑えるにも笑えない…いやでも、被害者には悪いけど“失笑を禁じえない”ネタに目がないのが我々大阪DEEP案内取材班である。そう言えばあまりこの界隈に来るようなきっかけもなかったわけで「京田辺市って一体何がありますのん?え、お茶作ってるの?一休さん?」みたいな感じで近鉄京都線に乗ってズカズカやって参りましたよ。
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