世界中に新型コロナウイルスを拡散させた当事国として、国際社会から非難の的を浴びながらも覇権主義の姿勢を緩めず今なお居直るかのような振る舞いを見せる中国政府、そして世界中に浸透する華僑社会はその地域の住民と同化することなく各地に“ニュー中華街”を形成する。さらにはネット上には中国のアヤシイ業者が販売する「令和最新版」などと見出しに書かれた粗悪な激安商品の数々が溢れ、それも世界中に流通している…
さて、今回お伝えする街レポートもバリバリの「令和最新版」である。大阪府門真市にある、関西屈指のチャイナ団地としてその名が挙がる「門真団地」とその周辺を再訪してきたのだ。今から半世紀前の大阪万博開催以前に開発されたマンモス団地だが、中国残留孤児の受け入れ先として機能し、現在もその当事者と子孫に加え、ニューカマーと思しき中国人も多数暮らしている。この場所には過去にも2007年、2012年に訪問しているが、今回来てみると随分街の様子が変貌していた。