2021年7月、大阪府高槻市に住む54歳の資産家女性が自宅の浴槽で殺害され、その1年後にその女性の“養子”である28歳の男(犯行当時27歳)が逮捕された「高槻資産家女性保険金殺人事件」…元外資系保険会社のセールスマンの男と、その顧客として接点を持った、年齢差が倍もある女性。不動産や預貯金などで一億円はあるという資産を目当てに取り入っては、さらに死亡保険金総額1億5000万円という二件の生命保険を契約させた後に養子縁組をして、その僅か5ヶ月後に殺害を実行するという、身震いするほどのガチサイコパス案件である。
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逮捕された高井こと松田凛は逮捕後勾留されていた大阪府警福島警察署の留置施設で自殺を遂げ、事件の真相は全て闇の中に消えてしまった。10年前にあった「尼崎連続変死事件」の角田美代子をみすみす自殺させた失態を演じた兵庫県警に通ずるものがあるが、大阪府警福島署は容疑者の自殺2日前に確認した便箋の内容について「自殺示唆の内容はない」と誤報告していたとの続報もあって、警察の対応のまずさがより一層浮き彫りになっている。しかしなんで高槻の事件なのに福島区の警察署に入っていたんですかねこれ。
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さて、前回のレポートでは高槻市にある被害者宅とその周辺をぶらぶらうろつき回ってみたのだが、今回は加害者側である高井こと松田凛容疑者(享年28歳)が生まれ育ったと言われる街にやってきた。「兵庫県川辺郡猪名川町」…思わず“どこいな”(どこの田舎だよ)と突っ込みたくなるような、大阪市内から片道1時間は掛かる北摂の山中にある田舎町である。東京・港区のタワマンに住んでランボルギーニを乗り回す派手な生活をしていたという報道があったが、実際の生い立ちはそれとは真逆の大自然の秘境タウン。何のことはない、この男も関西人だった。
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