【東淀川区】阪急淡路駅前・新駅開業予定で再開発が進む「東淡路」界隈を見る

今回やってきたのは阪急京都線で梅田から片道10分足らずで来られる、東淀川区の「淡路」である。阪急京都線と千里線が交わる乗換駅でもあり、駅周辺の商店街は区内随一の発展ぶりを見せている。

ところがこの淡路駅前の商店街のうち、駅東側にある「東淡路商店街」は再開発計画で古いアーケード街が全廃され、かつてはごちゃごちゃと駅前一等地がカオスな状態になっていて駅前降りたら両側パチンコ屋やん、みたいな光景だったものが…

綺麗さっぱり無くなってしまっていたのだ。阪急淡路駅周辺は阪急線の連続立体交差事業に合わせて再開発計画が進められてきた。駅東側の東淡路商店街を含めた駅前全域がその対象となり、既存の建物は片っ端から取り壊されてしまった。

で、現在は随分と小奇麗小ざっぱりになってしまった阪急淡路駅の東出口でございますけれども、将来的には2028年を予定している阪急淡路駅の橋上化が完成するまでが再開発計画の全てなので、今はまだまだ未完成。

現状、淡路駅前東側の一画はだだっ広いコンクリート敷の駅前広場と化しており近隣住民のチャリンコ停め放題パラダイスとなっている。駐輪禁止と注意書きがあっても平気で停めるのは日本人には非常識でも大阪人にとっては常識。こんなに広いとこ、ちょっとぐらい停めたってええがな、である。

すっかり新しくなった東淡路商店街を見ましょう

再開発で丸ごと生まれ変わった東淡路商店街の様子を見ることにする。アーケードも店舗も全部さらっぴん。21世紀生まれの大阪のニュード下町商店街と言うべきアーケード街。でもやっぱり庶民派仕様なのは変わらず。

「自転車は手で押して通行してください」と注意書きが書いてあっても平気でチャリに乗ったまま突っ走るのが大阪人の常識。「マナーってなにそれ美味しいの」「マナカナのマナなら知っとるで」という街ですので、そういうのにうるさい方は大人しく阪急千里線に乗った先の上品なエリアに住んだ方がいいです。

とりあえず食い物屋はお好み焼き屋かうどん屋か定食屋くらいしかないので炭水化物以外のものを摂取する選択肢が皆無と言っても良い。洒落た食い物が欲しければ梅田に出なさい、である。

アーケードが南北双方でぶつ切れになっていて両方繋ぎ合わせてもせいぜい100メートルくらいしかない小さな商店街。アーケードを抜けた先もたこ焼き屋しかおまへん。

東淡路住民御用達の激安スーパーアカシヤもアーケード街の北端部脇の真新しい店舗で営業中。「ちょっとええもん」はアーケード街南側の阪急オアシスで買い物して、普段遣いはこっちというイメージだろうか。西口の淡路本町商店街にもイズミヤがあるので、兎角買い物便利な街、だそうです。

勤め人には嬉しいお惣菜とお弁当の店なんかもあって、下町はいくら代替わりしても下町なんですね、という事を実感するしかない東淡路商店街なのである。

2019年春開業予定の「JR淡路駅」はどこにできるか

東淀川区淡路エリアには2019年春の開業を目指しているJRおおさか東線の新駅「JR淡路駅」が着々と建造されている。ちょうど東淡路商店街を抜けた先のところだ。現状、従来の地上駅となっている阪急淡路駅の改札からはアーケード街を抜けて徒歩5分の距離がある。新駅開業後は乗換通路くらいできるんでしょうかね。

2017年夏の撮影なので全然工事中なんですが現在は駅設備がほぼ完成している模様である。JRおおさか東線開通後は新大阪駅から片道5分で来られるようになり通勤通学お出かけがさらに捗ること請け合いであるが、この新線開業で最も喜んでいるのが新大阪に乗り換えなしで行けるようになる奈良県民である。

JRおおさか東線は既存の城東貨物線の線路を使っているので、土台を見ればその古さが感じられる。この城東貨物線は昭和4(1929)年からある路線だが、それを踏まえれば90年越しでようやく旅客線化が実現した形になるわけだ。

しかし新駅の真ん前にあるガード下が完全に喫煙所と化している件。ご丁寧に地元町内会が灰皿まで置いてますよ。受動喫煙が気になる方は阪急千里線に乗った先の上品なエリアに住んだ方が(以下略)

長年淡路住民を困らせた阪急京都線のダブル踏切が無くなる日

そして現在着々と連続立体交差事業が行われている阪急京都線・千里線淡路駅のすぐ南側は「開かずの踏切」として悪評高い、通称「ダブル踏切」というものがある。京都線の小川踏切と千里線の国次踏切が連続しているため歩行者は長い距離を渡らなければならず、朝夕のラッシュ時には遮断器が長く閉まったままになり、片側が渡れてももう片側が渡りきれず真ん中のスペースに取り残される歩行者も出る。

この状況を解消すべく阪急電鉄は淡路駅を橋上化し、現在地上駅で京都線と千里線がX字型に交わるヤヤコシイ線形を「京都方面」「大阪方面」の上下二層ホームに分離して線形改良を施す予定である。これ、東京で言うところの京急蒲田駅や京成青砥駅みたいな感じになるんすね。

既に阪急淡路駅前のダブル踏切のそばに巨大な構造物が鎮座しているわけだが、この工事と並行して隣にある崇禅寺駅、柴島駅、下新庄駅といった周りの駅も全部高架化が予定されている。かなり大規模な工事になりそうですな。

で、完成後はこういう感じになるらしいです。もっとも高架線への切り替えが行われるのは2025年の予定でまだまだ全然先の話だ。本来は2017年には高架切替、2020年に完成を予定していたものが、用地買収が難航した挙げ句、7~8年の遅れとなっている。こうなったのも「戦後のドサクサ」のツケですか?


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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。
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