【門真市】免許試験場でおなじみ、ちょっと幸せ感じる街「古川橋」へようこそ

今回やってきたのは、門真市にある京阪電車「古川橋」駅前である。車を運転する機会のある大阪府民なら大抵馴染みがある、大阪府警の門真免許試験場でお馴染みの街だが…

京橋から「おけいはん」で片道せいぜい10分ちょいあれば来られてしまう、ちょっと郊外の趣きも漂う街である。普通電車と区間急行しか止まらないローカル感のある駅だが、免許試験場があるせいか駅前は妙に立派。

免許試験場行きバスのある古川橋駅南口

駅前ロータリー周辺の開発ぶりを見ていても、隣のビンボー臭い門真市駅前の佇まいよりもこちらの方が垢抜けているかも知れない件。まあ同じ門真市なんですが、ロータリーの植栽の前に暇そうな地元のご老人が多数溜まっている光景も「福祉の街」らしさを醸し出している。

駅前ロータリーを挟んだ向かいの「イオン古川橋店」。元ダイエー店舗だが、そこそこ規模も大きく昔から地元住民の溜まり場になっている。駅南口に限っては昔ながらの商店街も見当たらず、郊外的な駅前風景に徹している。

そんな古川橋駅南口から出ている免許試験場行き路線バス。平日午前中は通勤時間帯ばりに頻発しているが、土休日は1時間に1本間隔の運行でなんとも切ない。土日にしか免許更新に来られない勤め人はこの時刻表を見て落胆する事請け合いである。徒歩でも15分~20分あれば行けるのだが、このバスに終点まで乗ると門真団地という名のチャイナ団地に連れて行かれます。

発展途上国並みにチャリンコ多すぎで放置自転車も酷い

免許試験場が近い街・古川橋だが、この街に住んでいる土着民はと言えばもっぱらチャリンコを利用しまくっている件。自動車免許の更新とはおおよそ無縁そうな、自家用車の所有もままならない低所得者層が非常に多い事を裏付けている。

そもそも門真市は平地ばかりで自転車の移動も苦にならない。日常的にチャリンコ通勤している住民ばかりなので、この古川橋駅周辺も昔の中国の通勤風景ばりのチャリンコだらけっぷりを目の当たりにできる。そりゃ門真団地に中国人だって住むわけだ。昔の故郷にそっくりアルネ!

自転車利用者の多い古川橋駅前にはいたる所に専用駐輪場ないし駐輪スペースが確保されているが全く追いついている感じがしない件。溢れ出した放置自転車が道を塞いで車椅子利用者やベビーカーを押した通行人が往生こいているのがありありと分かる。

もう、この辺なんか完全に私有地を不法占拠しているし、本来は車両も通れる道幅があるにも関わらず放置自転車で車は完全に通行不能。もうメチャクチャである。門真市民に遵法精神というものは持ち合わせていないのだろう。そういう部分にいちいち腹を立てていたら、そもそもこんな街には住めない。

やっぱりビンボー臭い街並みは門真市デフォ仕様

それでも駅前再開発で見た目だけはこざっぱりしている古川橋駅南口、唐突に昭和臭漂う物件もありますけども、居酒屋「富」にカラオケ「トミー」ですか。これは門真のトミーズでしょうか。健も雅も生野区出身ですけど。

昭和の盛り場感漂わせる「カウンター嬢」募集の看板。「働き易いお店です」の「働」の字が略字になっているあたりが古臭さに輪をかけている。これ、まだ募集掛けてるんでしょうかね。

駅前にはパチンコ屋は一軒くらいしか見当たらなかったが、この手の「金銀プラチナ買い取ります」的なリサイクル貴金属店があるのを見ると、そこはかとなくビンボー臭さを感じる。さすが門真市、府下ワーストクラスの貧困地帯だけのことはある。

で、少し駅から離れるとボロアパートや文化住宅が凄い勢いで現れだすのが京阪沿線下町エリアの特徴。このへん余裕で築50年オーバーでしょうが平気で住み続けてます。さぞかし家賃は爆安なのでしょう。

地元不動産屋ではそのような築年数の古い文化住宅の仲介が平然と行われている件。隣の大和田駅から徒歩1分の駅チカ文化住宅、間取りは2Kで風呂なし物件ながらも6畳と3畳付いてますけど、賃料たったの19,800円、しかも礼金不要ですよ?

古川橋本通商店街の入口には「ちょっと幸せ感じる街」

立派な駅前ロータリーやイオンの店舗もある南口に比べて中途半端な感じが拭えない駅北口も一応見ておきましょう。平均所得約289万円(2017年)という超絶貧困都市の駅前風景にしては、パッと見ではそのような悲壮感は漂ってこない街並みですけれども…

そんな印象の薄い駅前テナントビルの合間から商店街の入口が見えている。「古川橋本通商店街」である。ここが昔から続く古川橋駅前を代表する商店街だ。すっかりイオンにお客を食われてお陀仏になっているわけでもないようだ。

そんな商店街の入口脇に掲げられた看板には「ちょっと幸せ感じる街」と書かれていて、なんかこそばゆい感じがするんですが、何なのだろうと思ったら地名があろうことか「門真市幸福町」という、何のギャグなのかと思う展開に。

古川橋駅は北口が「幸福町」、南口が「末広町」という、どちらもたいそう縁起の宜しい地名が付けられている。貧困層だらけの門真市だけにせめて地名だけでも幸せそうになって欲しいと願って付けられたんですかね。

しかし、駅前唯一の商店街もそれほど賑やかな感じがするわけもなく、駅南口同様に多くの人々がチャリンコに跨ったまま颯爽と商店街を素通りしていくばかり。かつてはパナソニック、いや松下電器産業やその関連工場で働く労働者世帯が生活の場にしていた商店街である。

そんな商店街の道沿いに遠くから見える超高層ビルは隣接する守口市に属する大日駅前にそびえるタワーマンション群。あの足元にはでかいイオンモールもあって、イマドキな栄え方をしている。結局イオンに食われちゃってますね、この商店街。チャリがあれば大日にもすぐ行けますしね。

さて、この古川橋本通商店街にはとてつもない超絶オンボロアーケード商店街の生き残りが存在していてともかく凄いのだが、長くなりそうなので詳細は次回のレポートで触れる事にする。


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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。
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