【いちびり根性】天神橋筋商店街の100円ショップ「シルク天六店」が色々と張り紙だらけで電波を放っている件

先日、大阪を代表する超絶ロングアーケード「天神橋筋商店街」を歩いていると、とんでもない光景を目にしてしまった。

天神橋筋六丁目駅に程近い天神橋筋商店街内にある「100円ショップシルク天六店」の店先である。この店は一応ながら申し上げておくが全国展開しているチェーン系100均ショップの店舗の一つである。しかしよく見ると真っ黄色のポスターに手書きの文章がびっしり書き連ねられた張り紙が大量にある。

日本一客の覚悟が試される100円ショップ

大量の黄色い手書きポスターの一番大きなやつに、シルク天六店店主からの熱いメッセージが容赦なく書き殴られている。

「あなたは節約出来ますか??もし出来ないと思いならシルクでお買物して下さい 自動的に節約になります。まかせてください。天神橋のお客さんは私が居る限りいつもおいしいお菓(子)が108円です。」

なんか凄い面倒臭そうに見えて、のっけから試されてる感全開なんですが、こういう独自路線に突っ走っちゃってる店は素通りできません。自動的に節約になるのはいいんですが、一体どうしてしまったのだろうかこの100均ショップは。

お菓子がいつでも108円、そりゃ100均ショップだからそうだろうと思う訳だが、どうもこの店舗は主人が独自に仕入れ品を厳選しているようで「味にうるさい親父がえらんで選び抜いてます 味はハズレなし」と隙間なくアピール。

その隣の「通りすがりに良く売れてるゴミ袋」というのもどういう宣伝文句なのかよくわかりませんけれども、とにかく店主の「売りたい!」という思いはひしひしと伝わる。

「天神橋に住んでる方はとんどの方が使ってます」ということらしいフローリング用水拭き雑巾がけシートとトイレクリーナー。こんな何の変哲も無い商品にまでいちいち熱がこもった文字だらけの黄色いポスターが付いている。

時期的に4月だったんですが店主がカレンダーを一桁間違えて注文し過ぎたせいで余らせてしまったらしく「だれかシルクの親父がカレンダーが残りそうなのでツィーター得意な方はツィートして下さい」と懇願。誰かシルクの親父にツィーターではなく正しくはツイッターであると教えてあげて下さい。

「最近は日本人のお客さんより外国人のお客さんが多いねなんかへんな感じになって来たシルク外国でツイートされてるんかな!!」

…いや、されてないと思う。

とにかく店の外観だけでもこの大量の黄色い文字だらけポスターで埋め尽くされていて、電波強度がキツイ。店内は2階建てだが、店中こんな感じになってしまっているので、来る度に店主がどんな商品を置いて何を書いているのか、変化を楽しめるのではなかろうか。

「もう限界です これ以上売れると商品が足りません」と喜びの悲鳴を挙げるシルク天六店主人。今は亡きシークレットシューズ「靴のオットー」の「もうあかん やめます!」を彷彿とさせるノリではあるが、確かに実際客の入りはすこぶる宜しい。さぞかし近隣住民の暮らしを支えているものだろう。

そして店の看板の左半分の電球が切れたままになっているのを放置して、この張り紙で言い訳しているところなんかいちいち好感が持てる。まさしく大阪商人のいちびり根性丸出しで素晴らしい。

店の横っちょまで張り紙だらけ

店舗横手の通路を見るとこちらにも店主の黄色い手書きポスターがベタベタと。広告半年5000円は安いと思うけど自転車のタイヤをガラスに当てて割ったら1枚30万円は高くつく。チャリンコ置く時は気をつけましょう。

喫煙者のマナーを注意する張り紙もあるが「時々ダンボールの中に(吸い殻を)捨てている方がおります」というのはさすがに公共心のない大阪人と言えどもね…それ放火になるで!

塩をまいて清めております。決してゴミを捨てたりおしっこなどはしないで下さい、だそうです。煙草の吸殻を捨てられるどころか恐らく放尿もされまくっているのでしょう。

レジの前までよく分からないポスターだらけ。会計の際、店主の親父に「なんで張り紙だらけなんですかこの店」と聞いたところ「面白いことしたらお客さん来てくれはるでしょ?」と至極真っ当なお返事が。

この店舗は天神橋筋六丁目駅に近く人通りも激しい場所なので商売も捗りそうだが、この独自の「いちびり路線」に100均ショップの元締め会社はどう思っているのだろう…と一瞬疑問に思ったが、株式会社ワッツの本社も大阪市内にあるので、別にこれはOKなんでしょうな。

ともかく、なんでもかんでもお安く買い物できる大阪のド下町・天神橋は間違いなく大阪市内屈指の“住みやすい街”でしょう。


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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。
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