遊郭

兵庫県

篠山市・阿部定が過ごした遊郭跡「京口新地」 (2)

大阪から車で一時間、北近畿と京阪神との狭間に位置する黒豆とデカンショ節の城下町・丹波篠山の街外れに存在する遊郭跡「京口新地」を訪ね歩いた。ここはかつて有名な阿部定事件の阿部定が住んでいたという因縁深い土地でもある。 県道側から伸びる遊郭跡の...
兵庫県

篠山市・阿部定が過ごした遊郭跡「京口新地」 (1)

兵庫県という土地はかつての五つの国を跨いだ広大な県土であるがそのうちの「丹波国」は県の中東部にあたり府県境を越えて京都府や大阪府の一部に跨っている。その旧丹波国に属する篠山市は京阪神と北近畿とを結ぶ交通の要衝として、また黒豆やらボタン鍋やら...
草津市

東海道宿場と天井川の街・草津市の遊郭跡

群馬の草津温泉と間違えられがちな滋賀県草津市は東海道の宿場町として有名。近年はもっぱらベッドタウン化著しく駅前にはタワーマンションがズンズン建っているような街ですけどね。 そんな草津市には遊郭跡が残っているという。草津温泉なる銭湯にてひとっ...
尼崎市

尼崎市の外れの陸の孤島!神崎新地とウチナーンチュの街「尼崎市戸ノ内町」を歩く

大阪の裏名物でもある飛田や松島などの「新地」の歴史を紐解くうちに「神崎新地」という場所の存在を知ったのだが、いかんせん場所も遠い上に壊滅してしまったと聞いていたのでなかなか足が向かなかった。
奈良県

大和郡山市東岡町・禁断の「郡山新地」の残骸 (3)

今もなお陰鬱な空気を淀ませたままかつての遊郭の風情を留めている大和郡山市東岡町の街並み。生駒の宝山寺新地とともに奈良県の現役ピンクゾーンとして名を馳せた土地の末路は、ひたすら荒みきっていた。 東岡町の遊郭建築が立ち並ぶ区画を抜けて南側に出る...
奈良県

大和郡山市東岡町・禁断の「郡山新地」の残骸 (2)

大和郡山市東岡町、そこには昭和の末期まで「郡山新地」と呼ばれる現役のちょんの間が存在していた。密かにフィリピン人女性などが働いていたというが、それは警察による徹底的な摘発により壊滅、今では死んだ色街となっている。 そんな東岡町界隈を引き続き...
奈良県

大和郡山市東岡町・禁断の「郡山新地」の残骸 (1)

大和郡山市東岡町。この地名を聞いて何だかゾクゾクするような人は、恐らく中年以上の夜遊び好きなオッサンだろう。この東岡町は、奈良市木辻町、同じく郡山の洞泉寺町と同じく江戸時代から遊郭として栄えた「奈良三大遊郭」の一つで、表向きには昭和33(1...
奈良県

金魚田と遊郭跡の「大和郡山」 (3) 洞泉寺町<後編>

大和郡山市洞泉寺町の遊郭跡を探索するため訪れた大阪DEEP案内取材班。 非常に小さな一画だが、往時の遊郭の面影をこれ以上濃密に残している場所を他に見た事がない。 歴史は古く、元和7(1621)年には「士風に悪影響あり」として遊郭が全て取り払...
奈良県

金魚田と遊郭跡の「大和郡山」 (2) 洞泉寺町<前編>

奈良市木辻町と大和郡山市の洞泉寺町、東岡町の三ヶ所がいわゆる「奈良三大遊郭」と呼ばれている場所だ。いずれも歴史は古いが昭和33(1958)年の売防法施行とともに歴史の表舞台から消え去ってしまった。 洞泉寺町に入ると未だに遊郭時代の妓楼が何軒...
奈良県

金魚田と遊郭跡の「大和郡山」 (1) JR郡山駅

今回は奈良県大和郡山市の街並みをどっぷり探索する事にしよう。一般的に大和郡山は金魚の産地として有名だが、一方で郡山城の城下町として歴史が古く、洞泉寺、東岡町の二ヶ所に古い遊郭があり、今でも妓楼が立ち並ぶ風景がしっかりと残っている。 まずはJ...