韓流バブルで観光地化が進む鶴橋コリアタウン観察・2013年版 

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そんなこんなで生野区のコアゾーン・猪飼野「御幸通商店街」まで歩いてやってきました。商店街の東側、平野川の橋の上から眺めるこの景色は一見変化はない。百済門も相変わらず同じ場所に建っている。以前はコリアタウンながらも地元民しか居ない土着臭の強い場所だったのだがここ数年でえらく雰囲気が変わってしまった。

商店街に入った途端に…ちょっとこの人混みは一体なんなんですか。何かお祭りをやっている訳でもない通常の休日の風景である。東京でも新大久保あたりが韓流バブル到来でコスメやグッズやら訳のわからん店が増えていたのだが、大阪でも同様の現象が起きていたのだ。

昔の御幸通はこんなに観光客が来るような場所じゃなかったのだが、えらい様変わりしていた。東京の新大久保同様、女連れで韓流グッズを漁りに来てるっぽい客がちらほら見かけられる。さらにそれを当て込んだ屋台や小綺麗な飲食店も増えている。

さらには生マッコリサーバまで現れる始末。一杯100円はお安いニダネ。マッコリ片手にホットクだのトッポギだのを適当に買って食べ歩きが出来るようになってしまった。こりゃ観光地だな。

一方で従来からある韓国系の食料品店やキムチ屋なども韓流バブルに乗じてか知らんがあちこち店が改装されて綺麗になっていたり。もうかってまんな。

さすが日本の朝鮮・大阪市生野区。民族衣装チマチョゴリも着られるニダヨ。

新大久保では嫌韓デモだのしばき隊だので色々揉めてて雨後の筍のように増殖した韓流ショップに閑古鳥が鳴いているらしいが大阪は在日人口も多いし東京ほど極端な流行り廃りはないだろうけど、我々がここに来たのも数年ぶりだったので、変貌ぶりが目に付く訳です。

昼間から焼肉キムチ臭全開な御幸通。以前より明らかにパワーアップしとる。大阪民国言われるだけの事はあります。

徳山商店も健在。以前から御幸通で観光客向けにしつらえていたのはこの店くらいだった。ここも店先で屋台料理を豊富に売ってます。

新大久保みたいに路地裏まで韓流ショップで占領されてる訳ではないので住民との間のゴミや騒音系のトラブルは発生していない模様。あれだけわさわさ増殖している観光客も御幸通を外れるとパッタリ居なくなるのが特徴。おおらかな土地柄ですしね。

あと気になってたのが御幸通商店街の中にある謎の駐車場ゲート。入口だけ立派なのにシャッターで仕切られた敷地内は雑草ボーボー状態で明らかに使われていない。こちらが史上最高額59億3千万円の脱税を働いた不動産業者が所有していた駐車場になります。ダンボールに札束59億円分ぶちこんでガレージに隠してたって…どんだけ儲け倒してたんだろう…

韓流バブルの影響か「キムチギャラリー」がまるでスーパー玉出を彷彿とさせるド派手な真っ黄色の新築ビルに建て替わって絶賛営業中。御幸通の中でも自己主張激しい店になっておりました。

キムチギャラリーの店先には両手にキムチと大根を持ったターミネーターらしき何かがいる。ディスプレイ凝りすぎだろ…

しかもターミネーターじゃなくて「コーテモーター」になってるし…大阪弁丸出しです。「コーテモーター」はキムチギャラリーの主力商品らしいです。大根とチャンジャをごま油で和えましたって。

ターミネーターもどきの傍ら、店のディスプレイにはどこかで見たキャラクターがいっぱい。無駄な凝りようである。

ダジャレなのか何なのかよく分からんがそれぞれキャラクターごとにセリフがついているという。

御幸通から疎開道路の間、ここにも鶴橋駅からの道すがらの観光客目当てに韓流グッズ店がボコボコ出来てしまっていた。まさに韓流バブル到来。どの店も似たり寄ったりなんですけどね。もうちょっとひねれやと思うのだが。

この辺は道幅も狭くなるのでさしずめ新大久保のイケメン通りのような雰囲気が出ております。どうせオバハンばかりかと思ったがよく見てみると意外に若い姉ちゃん率高い。

御幸森天神宮の横あたり。古い商店の混じって真新しい韓流コスメ店が派手派手しい。女の買い物に付き合わされて暇を持て余している男性諸氏が暇そうに待っている。

本場韓国そのまんまなテンションの韓国料理屋台。やはり、以前はこんな店があった記憶はない。これが一時期の韓流バブルならではのものか、この先エスカレートしていくのか、今後も鶴橋コリアタウンを観察に来たい。

あと、御幸通のすぐ近くにある三色旗なバラック屋敷は相変わらず健在でした。こんな所で公明党をPRしたらかえって逆効果だろ…と思う気がしなくもないが、そうかそうか。


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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。
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