石切神社と参道商店街

石切神社と言えば、見逃すことができないのが、神社へ続く参道の商店街である。そこはまさに、関西スピリチュアルの聖地(笑)

石切参道商店街

のっけから「ようこそ石切さんへ」とお出迎えの言葉が書かれた門が置かれていて風情を漂わせる。石切参道商店街である。

参道は山の中腹から下に至るまで勾配のある道がおよそ1キロ、車のすれ違いができないほど細い参道の両脇には、夥しい数の占いの店が。

占いの店だらけ

占いの店密集率はおそらく石切が日本一ではないだろうか。なぜこれだけの密集地帯が出来上がったのか?石切という宗教タウンの怪しいパワーが呼び寄せたのだろうか。

占いの店だらけ

始めは占いの店もたった1軒しかなかったそうだ。しかしメディアが煽り立てる占いブームや健康食品ブームやスピリチュアルブームまで巻き込んで、石切参道商店街にはその手のウケを狙った健康食品の店やスピリチュアルグッズの店がどんどん出店するようになり、さらにミステリアスさに相乗効果が掛かる事となったのだ。

豊八

豊八

占いだけではなく、血液サラサラチェックまで出来る「豊八」。みのもんたや細木数子に洗脳された主婦のハートをわしづかみにすること間違いなしである。

メディアの行き過ぎたブームの煽り過ぎの弊害で生まれるフードファディズムやエセ科学エセ宗教に食傷気味の私にとってはどうしても冷ややかな目で見てしまうが、まあそれはそれで。
お不動さん

石切神社だけではなく、こんなお不動さんがあったり、唐突に大仏があったり、ありとあらゆる信仰拠点がごった煮状に点在しているのが石切という街の凄い所。

陰陽師占い

陰陽師占いまであるんだから。なんやねんそれ。

またしても豊八

ここもまた「豊八」の名前が書かれている。石切参道ではメジャーなんだろうか(笑)

大黒様

建物の隙間から大黒様が微笑んでいた。

物凄い外観の薬局

占いやスピリチュアルだけではないぜ!こんな怪しげな薬屋まである。

利きそうな薬ともぐさ

見るからに利きそうな薬の数々。さらに「もぐさ」。
もぐさなんて言葉自体も今時あまり耳にしませんが。家でお灸をすえたりする人もきっといることでしょう。

参道商店街を歩きながらスピリチュアルで血液サラサラな気分に浸りましょう。
そしてお腹が減ったら「大和屋」で石切名物の「よもぎ料理」を食べて、さらに血液サラサラになりましょう(笑)

石切神社

狭い参道を駅からおよそ15分下ってきて、ようやく石切神社の前にやってきた。
鳥居をくぐったまん前に「お百度石」が置いてあり、そこから本堂の前にもう一つ置いてあるお百度石のところまで時計回りにくるくると回っている大勢の参拝客の姿を見かけるはずだ。

お百度参り

お百度石が置いてある神社は数あれど、「お百度参り」の集団を見かけるような場所はあんまりない。しかも20人~30人くらいの集団が出来ている。
とかく石切神社は民間信仰が盛んなのである。それも老若男女問わずだ。よくありがちなジジババばかりの光景ではないのだ。

ご神木

「でんぼの神様」として民間信仰者が多い石切さん。
「でんぼ」と言われても方言なのでわからんだろうが、ありとあらゆる「腫物」とか「おでき」の部類である。
酷いものになると癌である。本人にしろ家族にしろ、身内が死に病にかかると藁をも縋る気持ちになりたくもなるだろう。

石切神社は正式には「石切劔箭(つるぎや)神社」といい、「石切劔箭」とは石を切る程の強靭な剣や矢を意味する。
この石が、いつしか昭和時代には「でんぼ」と解釈され、「でんぼの神様」として知られるようになった。

なぜか夕張

なぜかは知らぬが財政破綻した北海道夕張市と姉妹都市提携を結んでいる東大阪市。夕張の炭鉱から持ってきた鉱石が飾られている。

鉱石と「でんぼ」をかけたのかは知らんが、大阪も北海道を笑えない程深刻な財政難という「でんぼ」を抱えている。信仰の厚い石切さんのように強靭な剣と矢は、残念ながら大阪の行政には存在しないようです。

なお、夕張にも石切神社の分社があるのだ。夕張に参られた際はこちらもぜひ。

石切夕張神社

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