神戸ディープ・長田区 (2) 元祖平壌冷麺屋

神戸の下町・長田区。そこは兵庫県最大級のコリアタウンでもある。
大阪の生野区や西成区などと同じように、この街に戦前から多くの移住者が仕事を求めやってきた。
人口の1割は外国人、その殆どが在日韓国朝鮮人だ。

新長田駅前には早速コリアタウン長田の真髄を見せつけられる施設が。

兵庫ひまわり信用組合

在日朝鮮系金融機関「兵庫ひまわり信用組合」の本店である。

「兵庫ひまわり」は元朝銀近畿信用組合。韓国系ではなく北朝鮮系だ。関西の大物政治家でありマイノリティ人権屋のフィクサーである野中広務の鶴の一声で3兆円もの日本国民の血税が投入されたと言われる朝銀問題は、知る人には記憶に新しい出来事だろう。

なんのことはない。過去にこんなサイトを見つけて爆笑した事があるので、この建物を知っていたのだ。

下町だけあって昔は古くてボロい木造家屋が密集していた長田区は震災で最悪の火災被害に遭い、街はほとんどすっかり新しく変わってしまっているのだが、そんな中でも朝鮮半島がらみの物件を多く見かける。

韓国料理の店

韓国料理の店や焼肉屋、ホルモン屋などは、大阪市内のどこでもお好み焼き屋を見かけるような勢いで、そこらじゅうで見かける事ができる。

元祖平壌冷麺屋

だけど大阪では見かけないのが北朝鮮の首都「平壌」の地名が入ったこちらのお店。ビビりましたw

元祖平壌冷麺屋

しかも1ヶ所だけじゃなくて2ヶ所もある!その名も「元祖平壌冷麺屋」。新長田界隈を中心に、大阪や東京にも出店している有名どころだそうで、日本で平壌冷麺が食べられる店としては代表格のようだ。

しかし焼肉と冷麺の店なのに、なぜか「みそ煮込みうどん」を猛烈にプッシュしている。あまりに気になったので入ってみました。
店内はこじんまりしていて、焼肉コンロが据え付けられたテーブルとカウンターさえなければ、ごく普通の和風の食堂である。

北朝鮮の味、平壌冷麺

これが北朝鮮の味、平壌冷麺なのか!マンセー!薄味だが酸味が効いていて、どちらかというと冷麺単体よりも焼肉の付け合わせに食べたい気分だが、冷麺(大・800円)一杯で腹は充分に膨れてしまった。日本の蕎麦にそば湯がついてくるように、平壌冷麺屋もゆで汁を湯呑みに入れて出してくる。

ピョンヤンじゃなくて「へいじょう」と読むんだそうです。朝鮮半島に北も南もなかった頃、日本統治時代の朝鮮・平壌出身のご主人が長田の地で冷麺屋を始めたという。「平壌冷麺」で検索すると2番目にこの店が出てくるのだからおそらく元祖なのは間違いはない。

ちなみに朝鮮の冷麺にはそば粉を使った平壌冷麺とじゃがいもの澱粉を使った咸興冷麺があるが、朝鮮の冷麺が日本に持ち込まれて独特の変化を遂げたものに岩手県の盛岡冷麺がある。

タイガー

食後のお口直しに缶コーヒーでも飲もうとしたが見慣れない自販機に思わず反応してしまった。タイガー?阪神タイガースや魔法瓶メーカーとはどうやら関係がなさそうだ。「タイガー」は神戸市西区に本社を置く自販機メーカー。大阪で言うところのサンガリアみたいなとこかな?

高速長田駅

新長田駅から東へ歩き、長田区役所を通り過ぎ、神戸高速鉄道の高速長田駅までやってきた。「神戸高速鉄道」は山陽電車と阪神電車、阪急電車、それに神戸電鉄の4つの私鉄がそれぞれ乗り入れている、随分特殊な運営形態の鉄道路線だ。駅と線路しか保有しておらず車両も乗務員もいない。

電車は乗り入れ各社の借り入れで乗務もそれぞれの会社が行っているのに神戸高速鉄道の路線として運賃だけ取っている事から「トンネル会社」と揶揄されているが、全くその通りである。それでもJRを使うより運賃が安いので何年経ってもあまり文句が出ないのだろうが。

震災復興団地

高速長田駅の前には神戸三大大社の一つである長田神社があるが、すっかり日も暮れてしまったので寄らなかった。駅の東側に大規模な市営団地がある。震災復興事業で建てられたものだと思われるが、その巨大さに驚くばかりだ。

一方で、取り残される町並み

その一方で取り残されたように古い木造家屋がびっしり連なっている一角がある。

どうやらクリアランスされる模様

よく見ると住人の多くが立ち退いた後で、家屋の中にはどう見ても震災の頃に全壊した建物がそのまま放置されている様子のものもあった。一体どういうことなのか。しかし近々この場所もクリアランスが行われ、市営住宅などに作り変えられるようである。(神戸市ホームページ

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参考になりそうな書籍

長田名物・平壌冷麺

長田名物・そばめし

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