大阪市民でも下町中の下町である港区民の私が普段全く乗らない阪急電車。
何気に十三あたりも全然攻略できていなくていつまでもレポートを書けずに申し訳なくも思うのだが…
ある友人と上新庄駅前で落ち合うことになった。
その際に、土地勘もないので待ち合わせ場所とは反対側の駅北口に出てきてしまったのだ。
あれ?上新庄ってこんなんやっけ?
改札を降りると、ひと世代前のくたびれた駅ナカテナントが。
「上新庄阪急プラザ きたショップス」とある。名前の古臭さもくたびれた感じがしてイイよ。
しかし次の瞬間、我が目を疑った。
クリーニング ニート
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
いや、あの、だから、これは故意にコラージュしたものでもなんでもない。実在する店の名前だ。
で、ニートがクリーニング屋をやっているのか、それともニートを働かせているクリーニング屋なのか。
大阪ではひきこもりやニートの問題がとりわけ顕在化している。マジな話、社会になじめずにいる彼らを復帰させる就業体験の場としてクリーニング屋での勤務は結構よくあるパターンだそうで。
で、行ってみたらやっぱり
閉まってた
さすが!ニートはこうでなくっちゃ!
まあ普通に盆休みを取っていたわけだが。
この脱力感溢れるフォントもたまらないなあ。ニート。盆が明けたら働きます。
上新庄駅北口すぐそばにある「稲荷商店街」のくたびれっぷりも素晴らしい。
その名の通り、商店街のどまんなかにお稲荷さんがある。
くたびれた商店街の中で営業している、数少ない洋菓子店「プチフール」。時代を感じさせる店構えと、年老いて腰の曲がったご主人が暇そうに腰掛けているのが印象的だった。
しかし、この一画だけ凄まじく町が高齢化しまくっている。
上新庄駅徒歩0.5分でこの物件はありえない。
もしや、絶滅寸前の町なのかも知れない。やがて住人が消えるのだろうか?
あと10年もすると、味気ない大型ショッピングセンターがドーンと建ってそうな予感が全開の、上新庄駅北口の街並みでした。