さて、最後は平城京の守り神として創建された「春日大社」を参拝する。奈良公園内に春日大社はあるが、公園の中はひたすら広大。まともに見て行きながら歩き回るとまる1日かかる。
公園の奥には、春日大社と年頭の「山焼き」でお馴染みの若草山があるが、若草山は冬場は閉山されていて、山の向かいのお土産屋が並ぶ通りに行き交う人も少ない。
お土産屋の中には鹿の革や角を加工した細工品が売られている店もある。角はまだしも革はどう調達しているのか気になりますがw
鹿せんべいの隣に、鹿革の財布とか色々あるんですけど。ええ、ええ。
とある旅館の表に張り出している「歓迎」看板。「韓国観光団様」一団がお泊りのようだ。東大寺などを歩いてみるとわかるのだが本当に多いのだ。一方の韓国では「冬ソナ」ブームが去った途端に日本人観光客が目に見えて減り続けていてあちらの観光業の人々が困ってらっしゃるそうですがw
若草山を通り過ぎ、春日大社へ。ここまで来ると奈良市街から結構遠くなるが、ここも奈良観光では外せない場所である。全国の春日神社の総本社であり、境内の万燈籠など見所豊富だが、あまり時間が無かったので端折ってしまいました。
また、正月三が日の初詣では関西エリアで指折りの参拝者数を数える神社である。
特に2月の「節分万燈籠」、8月の「中元万燈籠」の時期には、境内にあるおよそ3000基の燈籠に明かりが灯され、日が暮れる頃には灯りが朱色の回廊を灯し、幻想的な風景を見ることができる。
重要文化財の「幣殿」。「舞殿」と一体となっていて、この場所を「神拝所」と呼ぶ。一般参拝客が無料で入れるのはここまでで、本殿へ参拝をする場合、社頭特別参拝料として500円が必要となる。
神拝所の後ろにはどえらい立派なご神木が立っている。
境内の一角にある「春日の一言主神社」。一言主様に一言だけ願いを伝えれば叶うとされる。
で、これまた大量の絵馬が掛けられている。
ご覧の通りの状態でございます。このままだと奈良はウリ奈良である。もとい瓜奈良漬である。
逼迫する奈良の鹿愛護会、あの国の偏狭なナショナリズムで落書き被害にあう日本の文化財、そして古都を蝕むあの利権(笑)
古都・奈良に起こりつつある異変を感じていただけただろうか?関西の将来を心配しつつ、私は奈良公園を後にした。
石灯籠の隙間から鹿が覗いてた。可愛いぜ!
参考記事
春日大社
平城京 – wikipedia
春日野奈良観光
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