”自由の学風”で中核派の根城になってます!これが関西の最高学府「京都大学」です!

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日本最古の大学寄宿舎「吉田寮」は京大吉田キャンパスの南側、東大路通に面して存在する。建設されてからおよそ一世紀を迎える超オンボロ建築の内部は学生寮というよりもむしろ廃墟のような佇まいであると聞く。入口から銀杏並木を過ぎた正面に吉田寮の玄関が見える。時折学生が出入りする以外にも、吉田寮見たさにわざわざ訪れる一般人の姿もある。度々テレビや映画で取り上げられる事も理由の一つであろう。

寮の本体に入る前に北側の「吉田寮食堂」と看板が掲げられている建物を見る事にした。確かに食堂のようなのだが様子が少し変だ。玄関から中を覗き見る。

すると食堂らしきテーブルやら椅子の姿はなく、なんだかよくわからないアトリエに使われていた。ことごとくフリーダムである。

かつてはここから食事が配膳されていたのだろうか。水回りは健在のようで、炊事用具が置かれている事から、一応は学生の共同キッチンになっている模様だ。

しかし食堂に使われている建物のオンボロ加減もハンパない。窓はガラスが割れた箇所から板を打ちつけて補修している始末だ。ここは北朝鮮の寒村の光景ではない。日本の関西の教育機関における最高学府の正式な学生寮なのである。

再び吉田寮の玄関へ。まるでどこぞのホラー小説の呪いの家にありがちな佇まいである。常に玄関ドアは開け放たれていて、部外者でも勝手に出入りできる状態だ。

正面玄関からお邪魔してみると、いきなりコタツが中央に置かれている。言うまでもないが、物凄い汚さである。訪れたのは冬場だったので気にならなかったが、夏の暑い時期にやってくると得体の知れぬ悪臭が常に立ち込めているという話も聞く。まさに魔窟。

玄関左側に入寮者一覧の名前が記されたプラカードが並べられているのが見える。半数以上が外国人だ。よく見れば中国人・韓国人が特に多い。京都大学にもかなり多数の留学生がいるようであるが、そもそも清潔主義になってしまった日本人に吉田寮での生活を望む者は少ない。だがこんな所でも女性が住んでいたりするので侮れない。

かつて吉田寮は日本最高クラスのエリート学生寮として入寮者の倍率が高い難関だったと言われ、京大に入るよりも吉田寮に入る方が難しいとまで言われていたそうだ。

寮の掲示板は古い畳が立てかけられているだけのもの。西成釜ヶ崎並みにリサイクルの精神が生かされている。
ちなみに寮費は月々2500円。内訳は寄宿料400円、水道光熱費が1600円、自治会費が500円ということである。

実は吉田寮では京大の学生でなくとも宿泊が可能であるという情報もある。(→詳細
しかも宿泊費用は一泊200円か300円とも聞く。あり得ない激安価格だ。西成のドヤより安い!だが現在では事情が変わっているかも知れないので詳しくは寮に連絡してみるのが良い。

現在は自治会側の反発があってオンボロ寮舎が存続されているものの、物理的にも建物がヤバイのでいつ取り壊されるか分からない状態になっている。見学しに行くなら、早い方が良いだろう。


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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。
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