宗教施設っぽいけど福祉法人経営の謎の巨大テーマパーク!姫路市「太陽公園」と総工費40億円の「白鳥城」が壮大過ぎる件 

姫路市

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モノレールに乗って総工費40億円の白鳥城へ

2009年に新設された「城のエリア」のゲートを潜りやる気の無さげな民族衣装コーナーをさらっと見回した後、その先にあるのは土産物屋や喫茶店などが入っている「ウエルカムハウススワン」なる建物。とりあえず入ってみますかね。他にやる事もなさそうだし。

同じくやる気の無さそうな土産物屋。一応観光施設なので兵庫県播磨地方の土産物も一通り買えるようだが…

太陽福祉グループ系列の施設で作られたという大根が一本50円で売られている。テーマパークの土産に自家栽培の大根だなんて他では考えられない新感覚。形は悪くとも「みんなちがって、みんないい」ようです。

1枚600円の超お買得商品になっている白鳥城オリジナルTシャツとトートバッグも好評発売中のようです。例に漏れず脱力感漂うグッズである。悩んだが結局何も買わずに出てきた。


そして土産物屋の玄関には唐突にゼネコン会社「栗本建設」のマスコットキャラクター(くり坊)が置かれているという珍妙な光景。白鳥城の建設を手掛けたのが大阪市の大手鉄鋼会社栗本鐵工所の子会社でもあったこの会社らしい。しかし栗本建設は白鳥城が完成した2009年に民事再生法を申請、つまり倒産している。

民族衣装と土産物屋が終われば、あとは白鳥城へ続くモノレールに乗るしかない訳だ。ちょいちょい従業員の姿はあるが、全て太陽グループに雇われている身体障害者ないし知的障害者になる。

モノレール乗り場には謎のタヌキ像。肝心のモノレールは20分もしくは30分に一本しか出ていないので乗り過ごすとかなり面倒臭い事になる。

そしてこれが山の上にそびえる白鳥城まで一直線に結ぶ最新鋭のモノレールである。もはや社会福祉法人と呼べるレベルを超越した感がある。前後で二両編成、定員40名ずつとなかなかのキャパシティを誇る。

今や幻となった姫路モノレールがこんな郊外の農村地帯に復活するとはまさか当の姫路市民も思わなかっただろう。モノレールというよりはでかい斜行エレベーターみたいなもんですけどね。

さて長時間待たされた挙句ようやくモノレールが山頂に向けて動き出した訳だが眼下に見える風景がなかなか素晴らしい。墓場が見えます。良い眺めです。


そりゃこれだけのものを作れば入場料を1300円に値上げしても致し方無かったのかも知れない。我々と二家族程度を載せたモノレールはものの五分もしないうちに山頂駅に辿り着くのだった。

山頂駅に着くと約40億円掛けた豪華なノイシュバンシュタイン城もとい白鳥城は目の前だ。でかいよでかすぎる。東京白金にある幸福の科学大川総裁の家よりでかいよ。宗教と福祉と人権で城が建つのが平成の日本社会です。

モチーフとなったドイツ南部のノイシュバンシュタイン城の実物を見た事がないので何とも言えないが恐らく本物に負けない本格的な造りを目指した事だろう、それでもドイツの城と比べるとサイズは3分の2らしい。

城の入り口はモノレール駅から回り込んだ先の所にある。まだ出来て間もないので建物もその周囲の舗装なんかも皆綺麗なままだ。障害者雇用施設という事でバリアフリーも徹底していて点字ブロックが敷かれている。

白鳥城の玄関先にも置かれる仰々しい石碑。書かれている文章がやたらスケールのでかい話で古代文明云々何の事やら意味が分からんのだがドイツ連邦共和国総領事のサインが刻まれているあたり単にノイシュバンシュタイン城を真似しただけではなくちゃんとお墨付きが入っている事を意味している。

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