この記事を人に教える

金魚田と遊郭跡の「大和郡山」 (1) JR郡山駅

この記事を人に教える

【キュレーションメディア等、他サイトへの記事中の文章・画像無断転載厳禁】

今回は奈良県大和郡山市の街並みをどっぷり探索する事にしよう。一般的に大和郡山は金魚の産地として有名だが、一方で郡山城の城下町として歴史が古く、洞泉寺、東岡町の二ヶ所に古い遊郭があり、今でも妓楼が立ち並ぶ風景がしっかりと残っている。
109-01.jpg
まずはJR大和路線の郡山駅で降りる。福島県にも同じ郡山駅があって紛らわしいが、駅前の風景は全然違う。駅は旧市街地の町外れにあるため、目的の場所へ向かうには少々歩かなければならない。


109-02.jpg
JR駅周辺はマンションなどが立ち並ぶ、とりわけ特徴のない郊外の駅前といった風情でしかない。駅前ロータリーにこれ見よがしに設置された巨大で時代錯誤的な人権啓発看板は奈良ならではの名物。
109-03.jpg
今回はJR郡山駅から中心市街地を目指し近鉄郡山駅へ向かうコースを辿る。両者の駅は約1キロ弱離れているが、2つの駅を結ぶ一本道の県道は非常に道幅が狭い。
109-04.jpg
最初は普通の住宅街でしかないが、街の中心に近づくにつれ神社や寺院、古民家なんぞがぞろぞろ現れるのが古都奈良らしい特徴。沢山の寺院があるが最初の目的地である洞泉寺町はもう少し先。
109-05.jpg
道沿いに行くと途中で川の跡らしき遊歩道が現れる。郡山城の外堀を埋め立てて作られた外堀緑地である。街並みそのものも見所が多いが、ひとまず洞泉寺町を目指す。
109-06.jpg
道中にはさらに神社の鳥居が現れる。薬園八幡神社。創建は1250年以上前の749年と古く、拝殿などは江戸時代初期のものがそのままらしい。さすが奈良の神社は違う。
109-07.jpg
外堀緑地を跨いで薬園八幡神社を過ぎた辺りで街並みは一気に時代劇のセットか何かのようにタイムスリップし始める。ここから先が郡山の旧市街地になるようだ。
109-08.jpg
東京などにあったらびっくりしてしまうような古い街並みでも場所が奈良とあればごく普通の風景となる。もっとガッツリ探索したい気もするが時間の都合もあったので後ろ髪をひかれるような気持ちで通り過ぎる。
109-10.jpg
県道沿いに歩くと、JRと近鉄の駅のほぼ中間あたりで街の南北を貫く道幅の広い車道を挟む事になる。新紺屋町交差点のすぐ南西一帯が洞泉寺町。
109-09.jpg
道路を挟んだ向こう側に何やら巨大な木造建築がぬーっと姿を見せているのが嫌でも目に付く。それも生活感のある人家というよりは廃墟然とした風情の暗い佇まいがする。これは遊郭時代の妓楼がそのまま残された建物だ。
109-11.jpg
目の前の信号を渡って洞泉寺町に足を踏み入れる。
木辻町、東岡町と並ぶ、ここが奈良三大遊郭の一つである。

花街・色街・艶な街 色街編
上村 敏彦
街と暮らし社
売り上げランキング: 376671
赤線跡を歩く―消えゆく夢の街を訪ねて (ちくま文庫)
木村 聡
筑摩書房
売り上げランキング: 41947
さかなクン金魚飼育セット40cm(フレームレス)
コトブキ
売り上げランキング: 3684
The following two tabs change content below.
DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
タグクラウドから記事を探す
スポンサーリンク
DEEP案内編集部のnote

知ってました?DEEP案内編集部のnote

ネット上で大っぴらにするのはちょっと憚られる内容の記事は「DEEP案内編集部のnote」で書く事もたまにございます。全て100円からの有料記事となっておりますので興味のある方のみご利用下さい。

この記事を人に教える

スポンサーリンク
トップへ戻る