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ネコ駅長「たま」 わかやま電鉄貴志川線

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関西2府4県の中でもとりわけ過疎化現象の激しい和歌山県。多くの鉄道路線が廃線の危機に晒されているという。そんな中、一度は廃線の危機をしのいだ旧南海貴志川線、現在のわかやま電鉄貴志川線が、起死回生の人事を発表した。
終着駅の貴志駅の駅長に、なんと駅の横の売店の看板猫である「たま」が抜擢されたのだ。
それがテレビで報道された。猫サイズの帽子を被った「たま」が乗客を出迎える。

「にゃぁあああああぉぉん」
これは会いに行かない訳には行くまい。
はるばる和歌山まで出かけたのであった。


貴志駅
貴志川線の終着駅、貴志駅までは和歌山駅からおよそ30分程度で着く。現在は市町村合併しているので住所は和歌山県紀の川市貴志川町となる。さすが和歌山、田舎らしい駅舎だ。
隣の売店
その隣に「たま」駅長が当直で業務にあたる売店がある…のだが、今日は売店が閉まっている。
売店が休みの日曜日は非番だった。しまった!
駅舎
駅舎の改札兼待合室に、ネコ駅長たまの自己紹介が描かれた垂れ幕がでかでかと掲げられている。
その正体は7歳の雌ネコである。駅長の給料は「キャットフード」現物支給。猫に小判ではなかった。やはり地方の路線はどこも業績が厳しいということだろうか。
駅舎の壁に張られた地元高校や鉄道路線の保存を訴える団体などの張り紙や冊子の数々。地元民の愛情が詰まっている。ローカル鉄道ならではの風景。
駅舎
いくら赤字路線でも、そこを利用する人がいる限りは鉄道を廃止するわけにはいかない。そういう思いがローカル鉄道存続へと繋がった。
2004年8月、南海電鉄が貴志川線の廃止を決定、その後和歌山市と貴志川町で鉄道用地を買い上げ、和歌山県からは補助金を捻出、事業の引き継ぎ先として岡山電気軌道が選ばれ、現在は同社が設立した完全子会社「和歌山電鐵」が鉄道事業を行っている。
電車到着
30分に一本の電車がやって参りました。この車両は南海電鉄だった頃のカラーと全く同じだが、赤と白にペインティングされた「いちご電車」の車両も走る。貴志川線は地元の通学の足として今も活躍する。
「たま」はどこにもいません
しかし、「たま」はどこにもいませんでした。
しょうがない、また出直すぜ。
駅看板
ちなみに駅長「たま」の他にも、助役として、たまの母親である「みーこ」と、もう一匹の「ちび」が助役に就任している。
<現在の貴志駅>
なんだかもう…やりすぎ…和歌山電鐵の中の人達は貴志駅の良さを全くわかっていない。
ネコ顔駅舎に「たま駅長」ご満悦 和歌山電・貴志駅完成

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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