この記事を人に教える

和歌山ぶらくり丁商店街 (5) 中ぶらくり丁と銀座通

この記事を人に教える

【キュレーションメディア等、他サイトへの記事中の文章・画像無断転載厳禁】

和歌山の繁華街、ぶらくり丁のアーケード商店街を引き続き歩き回る事にする。ほんまち通りのフォルテワジマ(旧丸正百貨店)から始まるアーケード街をずずーっと東に向けて歩いて行くと、築地通りと交差する前後の部分が「中ぶらくり丁」となる。
111-146.jpg
中ぶらくり丁のうち、築地通りの東側に入ると、大門川に架かる雑賀橋までのわずか50メートルしかない短いアーケード街となる。まるで生駒のぴっくり通り並みに短い。


111-03.jpg
このわずかな区間のアーケード街に結構個性の強い物件が並んでいる。寂れっぷりが容赦ない旧丸正百貨店付近とは対照的に、どこか威勢のよさが残った一画だ。何故かゲームセンターやアニメやテレビゲーム専門店が密集していて、子供とヲタ率が妙に高くなる。
111-147.jpg
とりわけ客で繁盛しているのは「鉄道忘れ物市」。どこぞのリサイクルショップではなく鉄道の忘れ物を扱う店。こういうのって、期間限定で百貨店とかに出店するものだが、常設店舗でやっているというのは珍しいような気がするぞ。
111-04.jpg
あと目に付くのはX JAPANのhide(故人)のファンで、難病で夭逝した貴志真由子さんの親族が経営している喫茶店「レモネードカフェ」だ。東京北千住の尾崎ハウスみたいなものかも知れんが、実際にhideと親交があって曲(MISERY)まで出来たのだから思い入れが違う。hideを知る人間にとっては聖地みたいな場所だろう。話には聞いていたが、この場所にあったとは。
111-05.jpg
そんな商店街のアーケードを南側に外れると「銀座通」というベタな名前の飲み屋街の路地が現れる。
111-06.jpg
細い路地の両脇にスナック・居酒屋がある程度固まっているが普通の民家も混じっていたりして、微妙な感じが否めない。銀座通というのは名前負けしているような感じがする。それでも昔は和歌山の中の銀座だったのかも知れん。
111-09.jpg
派手な色遣いの外壁に「いろは劇場」と書かれた看板があるので一瞬ピンク映画館か何かと勘違いしたがこれも普通の居酒屋だった。この店だけは銀座通の名前に負けていない気がする。
111-08.jpg
居酒屋横丁の路地に立てかけられたキリンラガービールの立て看板が和歌山弁丸出し。「つれもて飲もら、キリン!」と言われても同じ関西出身なのに全然聞き覚えのない言葉で困惑してしまいそうになります。やはり和歌山は関西のガラパゴスなのです。
111-10.jpg
路地に連なる酒場の建物の中にも赤線地帯を彷彿とさせる装飾がついた年季の入ったものがあり、それなりに情緒がある。
111-11.jpg
案の定だがぶらくり丁の衰退とともにこの銀座通も寂れつつあるようで、なんだか気の毒なようにも思える。
111-153.jpg
空き地や廃業した店舗、路地の片側がごっそりコインパーキングになった場所もあって、ここでも中心市街地の空洞化を実感する。
111-13.jpg
寂寥感に満ちた和歌山における「銀座通」の路地を抜けると左手には大門川を挟んで怪しさ満開のソープ街が広がる。和歌山一の夜のお楽しみスポットのはずなのに廃業した店だらけで寂しくてしょうがない。

アイランド食品 和歌山ラーメン井出商店 420g(2食入り)
アイランド食品
売り上げランキング: 4974
MISERY
MISERY

posted with amazlet at 11.10.25
hide
ユニバーサルJ (2007-05-02)
売り上げランキング: 236698
The following two tabs change content below.
DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
タグクラウドから記事を探す
スポンサーリンク
DEEP案内編集部のnote

知ってました?DEEP案内編集部のnote

ネット上で大っぴらにするのはちょっと憚られる内容の記事は「DEEP案内編集部のnote」で書く事もたまにございます。全て100円からの有料記事となっておりますので興味のある方のみご利用下さい。

この記事を人に教える

スポンサーリンク
トップへ戻る