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和歌山ぶらくり丁商店街 (4) 真田堀通りバラック

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和歌山随一の繁華街「ぶらくり丁」の一角にある真田堀通りは商店街と居酒屋・スナックなどの飲食店が入り交じる、夜の街的な風情が漂う場所。
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我々取材班が全然知らない「和歌山ブルース」にも歌われる真田堀川の両側にはびっしりと古びた店舗兼住宅が密集していて、橋の上から眺めると物凄く異様な景色が拝める。どう考えても戦後のドサクサか何かかと思うのだが…


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コンクリート護岸に足場を築いて建物がはみ出しているのがなおさら凄みを増している。少しでも土地を確保したいという建物の主の欲の多少がはみ出した面積の大きさと比例しているかのようだ。いくらなんでもこの建物ははみ出すぎだろ。
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この店舗兼住宅の表側は和歌山一の目抜き通りである築地通りに面した商店街というのは先にもお伝えした通りだ。この異様な風景に加えて、殆ど流れを失った真田堀川は土地の因縁を吸い込むかのごとく淀みきっている。
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築地通りから反対側の川沿いにもずらりと建物が並んでいるが、こちら側が「真田堀通り」と呼ぶようだ。
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真田堀通りと真田堀川に挟まれて建つ古い料亭の建物。「福住」という屋号が見られるが、割れた窓ガラスや締め切られたままの雨戸を見るに、果たして現役で営業しているものかどうか…
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「福住」から北側の真田堀通りには棟続きのボロアパート風の建物がある。パッと見では共同住宅みたいだが、これも店舗兼住宅らしい。ここも独特の風貌だ。灰色の波トタン葺きの別室は後から建て増しされた部分だろうか。
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いつまでも川べりからオンボロ物件を眺めて鼻息を荒くしている場合ではない。ちゃんと表側から見る事にしよう。真田堀通りを示すこんな案内看板が…「和歌山ブルースでおなじみの」と書かれていても、全然知らないんですけど。
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表側から見ると、微妙に寂れ気味な普通の飲食街といった印象以上の何でもない。確かに飲み屋が多いが、目の前の道路は道幅も広く路地裏的なワクワク感も削がれてしまい、そそられる要素は感じられない。
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廃墟だらけだったらどうしようと思ったのだが案外そのような事もなく、新しく開店するスナックの店舗も見受けられた。開店祝いの造花の花輪が極彩色満開でド派手。
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一方でまるっきり商売っけのない居酒屋の成れの果ても見られたりと、真田堀通り沿いの店の表情は様々だ。どう見ても廃墟な建物もあるし。
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これは薬局の成れの果てか、テント屋根もボロボロに朽ち果てているが店先のレトロっぷりは戦後間もない時代のセンスを感じさせる。唯一現役らしい錆びついたコンドームの自販機だけが片隅に置かれていた。
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しまいには建物が取り壊されて空き地になったまま放置されているスペースまで…栄枯盛衰の「衰」しか見られないのは残念な事だ。ぶらくり丁界隈は1990年代を境に衰退を始めたと言われている。
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和歌山ブルースに歌われるだけあって、きっと和歌山一の盛り場だったはずの真田堀通りだが、今ではどうもメインストリームではない模様。じゃあやっぱり盛り場も郊外にシフトしたのかなと思う訳だが、ソープ街が立ち並ぶ東ぶらくり丁界隈を巡っていなかった。再びアーケード商店街に戻る事にしよう。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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